コードネームハ、一九三 -135ページ目

AMラジオ

夜のAMラジオはなんだか悲しい

小さいときからそうだった




家族全員で遊びに行って

夜遅くに帰るとき

いつも車のなかは

AMラジオが流れてる



今日なぜか

親父が

酒を買いに行くのに

「久しぶりにドライブしようぜ」

と言って

酒を飲まないオレを誘った



車のなか

お互い会話はしない



あのときは

みんないて

騒がしかったっけ



車内の空気は

物足りなそうに

AMラジオを流す



いつも見慣れた風景は

家の明かりと外灯だけ

暗くてわかりづらい



AMラジオの内容は

オレにはまだつまらない


親父は

ラジオで流れる曲を

慣れない鼻歌



そんな親父を

ちらっとみる


なにか

鼻歌では物足りなそう



オレは親父に向いた目を

窓の外に向ける



夜のAMラジオはなんだか悲しい



それだけ



脳内メーカーをやる




(°д°;)


きょうおもったこと

自分が

いなくなっても


宇宙も

地球も

日本も


変わることはない



そう思うだろう



それは勘違い


大きな勘違い



あなたがいなくなったら


世界はなくなる



目を閉じて

耳を塞いで

会話を止め

触感を失い

そして

命を止める



それはあなたが

死ぬと同時に



世界がなくなるのさ



あなたは

世界の中枢



あなたが消えたら

世界も消える



あなたと世界は

王様と奴隷



あなたが生きれば

世界も動く



あなたが死ねば

世界も死ぬ



世界は

あなた無しでは

生きていけないのさ