しがらみ | コードネームハ、一九三

しがらみ

やるせない


素晴らしい時間を

過ごせた



しかし

やるせない気持ちが

隠せなかった



安藤裕子



きっと本当に

アーティストであって

人もよくて



だけど

大きなものへ

ノーと返答できない



そんな人なんだと思った



凄く力を込めて

丁寧に一曲一曲を

歌ってると思った



辛い気持ちを圧し殺し

必死に笑って歌ってる


そんなかんじだった



最初に

「こんな時に歌うなんて

不謹慎だと思うけど

例え一人だったとしても

歌おうと思う」



と言ってた



彼女自身

半信半疑な

言葉だったのではないだろうか



誰だって

人が死ぬような

災害があったその日



来れないファンがいると

知っていながら


歌うなんて

辛いに決まっている



でも

金の問題

社会の問題で

歌わざるを得ない



そういうように

聞こえた



自分の本心と

現状への苦悩を

交えて

あの言葉が

出たんだと思えた




彼女の

ファッション性も

アート性も

音楽性も



僕は

日本で

高い場所にあると思う



でもその周りは

余りに金が渦巻いてる



ここ最近は

ファンも


音楽性よりも

ファッション性の


安藤裕子を

評価されている



それに肖った

販売戦略



やはりここにも

大きなものが

影で動いてるように

思えた



今回のライブで

彼女のアーティスト精神

それと同じくらい

しがらみも見えてきた




だから

どうにも

やるせない気持ちが

隠せなかったんだ