〜ボルドーワイン〜

・ボルドー市を中心に作られている

・生産エリアは左岸からメドック、グラーヴ、ソーテルヌ。右岸はサンテミリオン、ポムロール。

この右岸や左岸というのは川の上流から下流を見て右側が右岸、左側が左岸となる。

・まずメドック地区ですがおそらくテレビや雑誌でボルドーワインと称されるのはほぼ7割がメドックのワインです。シャトーラフィットロートシルトやシャトーマルゴーなどの超高級ワインが密集している。なおメドック地区はメドックよりも個別の生産地の名前の方がよほど有名です。サンテステフ、ポイヤック、サンジュリアン、マルゴーなどを耳にした時はメドック地区の一部と思ってください。

次にグラーヴ地区はボルドー市に近い。赤ワインと白ワインの両方が生産されていてシャトーオーブリオンのような最高級のワインからスーパーに並ぶような手軽なワインまで幅広く生産されている。

次にソーテルヌですが甘口の貴腐ワインの産地として有名です。この辺りは川がいい感じに入り組んでいてこれによって収穫期に霧が発生し貴腐菌が多く発生しやすい。

右岸のサンテミリオン地区はメルロー種を中心とした赤ワインの生産地域です。このサンテミリオンを細かくみると、丘の斜面にある畑を生産地域としたコートという地区と平地に広がるグラーヴという地区の二つにわかれています。サンテミリオン地区のワインは高級ワインが目立つが、全体的に見るとお値打ちなワインが多い。そして右岸のもう一つがポムロール地区です。ポムロール地区はサンテミリオン地区に近く、地続きなのでサンテミリオンの弟分的な存在として長年知られてきました。一方でリブヌルという都市の商圏に組み込まれる形でワイン文化が育ったためサンテミリオンのワインとは風合いが変わってきます。 

・シャトーはフランス語でお城の意味。