「大人の狼ゲーム大会」での戦い!その2

今回のブログは、前回からの続きです。
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「僕は予言者です。人狼が誰かを知っています。」

村の古くからの言い伝えで、
村には代々、世の理を見通す力を持つ一族が存在していた。
村人は彼らの事を「預言者」と呼んでいたのだ。
しかし特殊な存在である預言者を村人は受け入れる事が出来なかった。
村人達は預言者に対して厳しい迫害を行い、
更には村人の中に預言者の力を悪用しようとするものまで現れた。
それに対しての苦肉の策として、
村人達に預言者の事を語る事、預言者自身にも預言者と語る事をタブーとした。
それから100年以上の時間が流れ、
村には預言者がいるらしいという言い伝えだけが残る形になったのだ。

預言者の力は絶対ではない。
一つの混沌に一つの理を示す力。それが預言者の力だと言い伝えられている。
つまり、一人の人間が、人狼なのかそうでないのかを見破る力だ。
恐らく、この場で預言者であると語れば間違いなく、
今夜殺される事は疑いようもなかった。
なぜなら、一匹「人狼」を見つけたところで、
この村には「複数の人狼」がいるからだ。

もちろん僕は、
「預言者」ではない。

僕がこの危険な賭けに出たのは、
「預言者である」と嘘をつけば、
本当の預言者の表情に他のだれとも違う色が浮かぶ事が想像が出来る。
運が良ければ僕の嘘を見破り、
本当の預言者である事を名乗り出てくれる可能性だってある。
更に、僕が預言者であると一瞬でも思わせる事で、
「人狼」が他の村人とは違う反応をする事も考えられた。

僕は、村人達の反応を見た。

「早く誰が人狼かを言え!!」
「嘘を付くな!」
「貴様が人狼か!」
「早く殺してしまえ!」

反応は様々ではあったが、
悪意とそれ以上の恐怖による激流により、
僕は圧倒されていた。
それでも、この激流の中から僕は生き残る為のヒントを得る必要がある。

・・・この中で異質な反応をする者がいるはず。

しかし、その時、
ある若者が突然立ち上がり叫んだ。
「僕が本当の預言者です!!」

すでに収集のつかない状況になっていた群衆は、
これ以上の混乱に耐える事が出来なかったのか、
嘘のように静まり返った。

「どちらも預言者なんて有り得ないぞ!預言者の一族は一つだけだ!
どちらかが嘘をついている!!」

それに対しての言葉はもう用意していた。

「僕は偽物です!本当の預言者を見つける為に嘘を付きました!!
そして彼は本物です。僕ら以外に預言者と言いだす人間はいなかった!
これから彼が本当の人狼を見つけてくれます!」

当然僕に対する反発や不信の目はあった。
僕ら二人がどちらとも人狼で結託している事を主張する人もいた。
だが、それでも彼が誰を指差すのか皆、知りたいのだ。

そして彼が指差したのは、
僕らが結託していることを吹聴した男だった。

「ふ、ふざけるな!こいつらは二人とも人狼だ!!
二人で結託して俺を嵌めようしているんだ!」

それを聞いて僕は言う。
「違う。彼は本物の"預言者"だ!
その証拠に僕と彼以外に預言者を名乗りでる者はいなかったじゃないか!」

人狼と指差された男は、
今にも殴りかかりそうな剣幕で、
僕らをにらみつけていた。

「もう議論はすんだはず。
さあ、それぞれ"人狼"と思うものに投票をしよう。」
村長の声で僕らは投票を始める事になった。

一人一人、順番に人狼と思われる人を指名していく。
先ほどまでの議論で忘れてしまっていたが、
僕らは誰かを指名する事で誰かを殺す事を選択するのだ。
自分が殺されない為に。

投票は割れた。
ほとんどの人が「僕」と「預言者に指差された彼」に投票をしていた。

その光景を見ながら、
もしかしたら僕は預言者を名乗る「人狼」にだまされただけではないのかと、
考えていた。

票が割れるなか、最後の村人が「人狼」を選択しようとしていた。
僕と預言者に指差された彼の表が同数なので、
この投票で僕がここで殺されるか生き残るかが決まるのだ。

投票は、僕には集まらなかった。
預言者が「人狼」と指差した彼が選ばれたのだ。

「うそだろ・・・っ!殺すなんて馬鹿げてる!
お前ら皆だまされているんだ!!!」

しかし、もう決まった事だ。
躊躇しながらも村人たちは彼を押さえつけた。

紐でしばり上げ、身動きが取れない様にすると、
村の広場に引きずられていく。
最初は遠慮がちに思い思いの道具で彼を殴りつけていたが、
ここでの遠慮が自分にあらぬ疑いを掛ける事に繋がる事を各々が理解し、
そして手を抜く者がいないか監視を始めた。

そうなるともう、
歯止めを掛けるものはいない。
僕も何も考えない様に、
誰にも疑われない様に、
大きな斧を彼の足に打ち付けた。

気がつけば、彼はまるでぼろきれの様になり、
人狼が作ったあの光景と全く同じものがそこにはあった。

人と人狼。
まるで同じじゃないか。

彼の死骸は、人間の形のまま変わる事がなかった。

まさか彼は"人狼"ではなかったのか。
絶望的な空気が、僕らに対する疑いと殺意に変わろうとした時、
彼のぼろきれの様になった肉が蠢きはじめた。

こんな状態になっても動くのか・・・

彼の顔はもう、彼のものと判断つかない形に歪められていたが、
その形は蠢きながら、すこしづつだが確実に人外のものに変貌していた。

やはり彼は「人狼」だったのだ。

僕の行動が間違っていなかった事にホッとしたのは確かだ。
だが、まだ人狼は残っているのだ。

今夜狙われる事になるのは、
僕か、預言者か・・・

僕は今夜眠る事が出来そうになかった。





僕は布石は打ったつもりだった。
今日狙われるのは僕では無く、
確実に預言者だったはずだ。

しかし、目の前に「それ」がいる以上、
どの様な思考で僕を狙ったかは解らないが、
これから僕はあの惨状でみたぼろきれの様になった死体と同じものになるのだ。

「人狼」が咆哮をあげた。


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・・・という様なゲームが「人狼ゲーム」です。
どうですか!面白そうじゃないですか!?

2回に分けて書いた駄文は、
ゲーム開始してから2日目の夜に僕が殺されるまでの流れをほぼ再現しております。
初めてプレイしたので、かなりセオリーを無視した事を行っております。
本来は村人になった人は自分の役を嘘ついたりするのは良くないことらしいです。

なお、僕が預言者(占い師)であると嘘をついたのは、
単に場を荒らしたかっただけという、自分勝手な理由からです(笑)

人狼ゲームは本当に何をしゃべっても良いので、
参加者の方も最初は逆に何をしゃべれば良いか戸惑っていた様子でした。
あと、このゲーム目立とうとするとリアルに初日で殺される事になりかねません。
僕は好き勝手ギャーギャー騒いでいたので、
2回ゲームをやって2回とも2日目に殺されました・・・

2回とも生き残る事が出来ませんでしたが、
今までやったゲームの中でも最も面白いゲームの一つと言えると思います。

このゲーム独特の駆け引きや本音の探り合い。
そして村人が勝つ為には疑うばかりでは無く、
信頼関係を築きあげる必要があるという妙。
更に、村人の勝利の為には時には犠牲になる選択も必要だという事。
全てが上手にマッチして、
他に内ゲーム性を生んでいます。

死んだ後は人狼の正体が解るのですが、
その状態でゲームを見学すると、
嘘が嘘と見破れるので思わず笑いが込み上げてくる事間違いなしです。

でも一つ難点があります・・・

それはゲームの性質上、どうしても大人数(8人以上)が必要だということです。

いつかこのブログで知り合った人達と一緒にこの狼ゲームが出来たらなって思います。

なお、この日一緒に人狼ゲームをプレイした方の中の5名と連絡先を交換して、
今度集まって人狼ゲームをプレイしようと約束をしました。

とはいえ、僕が行動を起こさなければきっと流れてしまうので、
頑張って皆で集まる機会を作ろうと思います。



【現在までのテーブルゲーム普及状況】
・"月天"
・"月天"の彼女

【テーブルゲーム人脈】
・すごろくやの店員さん
・大人の狼ゲーム大会で知り合った方×5名

【ボードゲーム製作PJ進捗】
なし
今回は先日話を聞いた、「大人の人狼ゲーム大会」の感想です!
開催場所は高円寺にある「グリーンアップル」という喫茶店。
当日は25名程度集まって人狼ゲームをプレイしました。

頑張って書いていたらかなりの長編になってしまったので、
2回に分けてプレイの感想を書きたいと思います。


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どうして僕なのだろうか。

多くの犠牲者を切り裂いたであろう、鋭く尖った爪と、
喉下を一瞬で噛み砕いてきたであろう、
大きく開かれた口にびっしりと並んだ凶暴な牙を目の前にして、
僕はそんな事を考えていた。

もう、どう抗っても避け様のない「死」が間もなく僕を襲うであろう事は明白だった。




昨夜、人狼による第一の犠牲者が出た。
「その」光景は目を覆いたくなるような惨状だった。
人の心を微塵も持ち合わせていないであろう、
容赦のない、ある種の信念すら感じるような惨殺死体が目の前に散らばっていたのだ。

形の違う幾つかの傷跡で、
複数の人外のものによる惨劇であろうと思われた。

この凄惨な「それ」を造ったであろう「人狼」の正体が
いまだ誰なのか解らない状況が、
村人達の疑心暗鬼を加速させ、
それぞれが「自分以外は信用出来ない」という思いであろう事は容易に想像が出来た。

数日前の村には、笑顔と信頼が溢れ、
貧しくはあるもののそれなりに「幸せ」と呼べるものが存在していた。
それが今はまるで遠い過去の様に感じられる。

誰が人狼なのか・・・
その思いだけが村人全員の共通の問題なのだ。
唯一「人狼」を除いて・・・


「"人狼"は夜に正体を現す!
誰か怪しい者を昼のうちに見つけ出て殺してしまえ!!」

誰からともなくその提案がなされた。
その意見に反論をするものはいなかった。
現在の状況を変える為のそれ以上の方法を誰も考える事が出来なかったのだ。


昨日までの友を「人狼」だと疑うのは、僕には到底不可能のように思えた。
だが、明日の夜に僕自身が「あれ」と同じ物体にならないとも限らないのだ。

村人全員で話あった結果、
多数決で疑わしいものを決め、
殺してしまう事が決まった。
どんな方法で殺すかはだれも話したがらなかった。

僕には一つだけ考えがあった。
考えと呼ぶにはあまりにも稚拙で頼りないものだったが、
それが細く頼りないワラだとして縋る以外に方法はなかった。

村人は村で一番大きな屋敷に集まり、
全員そろった時点で会議が始まった。
しかし、当然の様にだれも口を開きたがらなかった。

それは自分の知り合いを疑いたくないという気持ちからではない。
不用意な発言が身を滅ぼすであろう事を本能で感じているからであった。

この会の司会である村長が重い口を開いた。
「みな、発言を控える気持ちはわかるが、
まず、自分がどれだけ潔白かを証明して欲しい。
その発言を聞いてそれぞれが誰か"人狼"かを投票しよう」

誰もが自分の番が回ってこないように、
祈るような、怯えている様な、そんな表情をしていた。
だが、この惨劇にあまりにも無力で怯えきっている様に見える村人の中に「人狼」がいるのだ。

各々、自分は「人狼」では無いという事を必死に説明していた。
私には子供がいる!と涙ながらに説明するものや、
昨日殺された人間は僕の大親友だったんだと必死の形相で説明するもの。
それを聞く人達の眼は真剣に聞くというより、
その裏の心理を読み解こう、
嘘を暴こうという、
薄暗く、信頼なんて言葉を微塵も感じさせないものの様に感じられる。

そしてついに僕の番が回ってきた。
一斉に疑いの目が僕に向けられる。
だが、もう話す事は決まっている。
恐らくこの考えが上手くいかなかったら僕が真っ先に疑われるだろう。
それでも掴んだ弱々しいワラが今だけは僕には絶対の真理の様に感じられていた。

「僕は予言者です。人狼が誰かを知っています。」


次回に続く・・・
先日、僕は「ドミニオン」を購入した。
しかし、僕は重大な事を失念していたのである。

それは、自分の趣味趣向と同じ人を探す事がいかに難しい事かという事。


僕が小学生時代に、
僕の周囲ではボンボン派とコロコロ派に分かれ、
熾烈な権力闘争が繰り広げられていた。
当時の情勢としてはコロコロ派がやや優勢の状態で、
ボンボン派は学校内でも厳しい状況に立たされていた。

そんな中、僕は新しい派閥を校内に立ち上げたのである。
それが「ガンガン」派だ。

小学校3年にして「ガンガン」を愛読し、
「守って守護月天」の良さを僕と弟の二人だけで共有していたのである。

僕らは、校内でガンガンの良さを必死で説いてまわった。
ガンガンの良さを理解してもらいたいが為に、
クラスの係を決める際に「マンガ係」なる係の設立を先生に要求。
毎月一回クラスの掲示版に自作と称した、
ガンガンに連載していたドラクエの4コマ漫画のトレースを掲示していた。

クラス内で周囲にガンガンのマンガがある事を日常化しようとするも、
自作と称した4コマ漫画が、
いつトレースである事を指摘されるかわからないという恐怖と、
小学生にして、他人の著作物である4コマ漫画をトレースする事に対しての自責の念から、
3回の連載の後に係を自然消滅させる事を決意した。

なお、マンガ係の人数は僕含め一人である。

結局、僕は校内の誰からも支持を得る事はなかった。

それから数年後、中学に上がる頃までガンガンの布教活動を続けていた弟は、
中学入学直後にも関わらず「月天」という不名誉なあだ名をつけられる始末。
「月天」と呼ばれている事を嬉しそうに語る弟に対して、
僕は現実を知らしめる事があまりにも残酷な事に思われ、
「良かったな」というだけにとどめた。


話は現在に戻るが、
「ドミニオン」を購入し浮かれている僕は、
ガンガンの布教活動に熱心だった頃の愚かな自分を思い出していた。

僕の周囲の"テーブルゲーム非プレイ者"に対して
「ドミニオンをやろうぜ」と電話したところで結果が散々たるものであろう事は容易に理解できた。
運が良ければ、ドミニオンとは何なのかの説明を求められるが、
運が悪ければ、おそらく数少ない友人の一人を永久に失う事になるだろう。

考えれば至極当然の事だ。
突然友人から電話がかかってきて、

友人「今暇してる?」
僕「おお、どうした?」
友人「今日、"アルティメット"やるんだけど来いよ」
僕「・・・」

いきなり電話で、僕の人生で一度も聞いた事の無いようなスポーツの名を上げられ、
それをやろうぜとはどういう事か。
ちなみに"アルティメット"とはフリスビーをつかってバスケのようなアメフトの様な、
そんな事をするスポーツだ。

僕は自分のやろうとしている事を目の前にし、
絶望的な気持ちになっていた。

しかし、その時、絶対に誘いを断らない人物を思い出した。
・・・・"月天"がいるっ!

"月天"はあれから度重なる逆境を跳ね返し、
今は六本木のバーの店長になるまで急成長を遂げていた。
おそらくマスターと呼ばれたいが為だけに頑張ったに違いない。
オタクトークしか出来ないバーのマスターなど世界広しと言えど、
"月天"くらいしか存在しないだろう。

早速"月天"に電話をすると二つ返事でOKを出してくれた。
さすが持つべきもは良き理解者である弟。

"月天"とその彼女とともに早速「ドミニオン」をプレイ。
僕は、全く疑問を抱かず「ドミニオン」をプレイ出来る"月天"の彼女に対して、
一末の不安を抱えつつルール説明を始めるのであった・・・



次回に続く・・・


【現在までのテーブルゲーム普及状況】
・"月天"
・"月天"の彼女

【テーブルゲーム人脈】
・すごろくやの店員さん

【ボードゲーム製作PJ進捗】
なし