ベルナール・ビュフェがエルミタージュに捧げた1枚 | Arte, arquitectura y espacio-tiempo conectados a España.

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美術、建築、空間が好きです。それらに触れられる時間が愛しい。そして何故か、私の感性はスペインに繋がる。

エルミタージュ美術館の本館と新館は、宮殿広場を挟んで向かい合っています。

マティスの他、印象派など19世紀以降のコレクションは新館にあります。

 

本館は4つの建物から成っていて、代表的なのが「冬宮」。本館の入口になっています。

下の写真は、宮殿広場から見た冬宮。

こちらが新館。

 

新館から見た冬宮。遠い。

 

さて、前置きが長くなりましたが、

新館の展示の終盤にこの1枚があります。

一目見て、ビュフェと分かる風景画・・・・。

これはエルミタージュ美術館では?

 

ビュフェが寄贈したようです。

ビュフェは、エルミタージュ美術館に感動してこの絵を捧げたのでしょうか。

 

ビュフェが描いたのは、宮殿広場とは反対側、ネヴァ川の方向から臨んだ冬宮。

スケールが大き過ぎてカメラに収まりません。

足元にいる人だかり!入館を待つツアー客です。それにしても階高の高いこと。

 

下は、ペテルゴフ(ピョートル大帝の夏の宮殿)への高速艇の中から摂った写真。

軍艦の向こうに冬宮が。

ネヴァ川には橋が架かっているので、恐らくビュフェは橋を渡って描いたのだと思います。