さちは 小学校六年生。


  すらっとした背の高い女の子に成長しました。


  長い髪をさらりと のばし 走るのもクラスで一番になるような


  走り高跳びをすれば クラスで一番高く飛んで 先生に 武蔵丸みたいだ、、、といわれる


  ような 活発な女の子でした。


  男の子にも 負けん気を発揮して クラスの男の子のほっぺたを ぱしんっとたたいたり



  クラス会の委員長になって  男の子を指名し、


  男の子が 質問がわからないので答えられません、、といったら


 あんたが 聞いてへんから わるいんやろ!!って 大声で言い返せるような女の子でした。



でも 普段は どちらかというと 物静かで


            

気持ちを表現することはほとんどありませんでした。


とくに 嬉しい喜びや 大好きなことを 表現することが 苦手でした。



給食にときどきでてくる レーズンパン。 さちは 結構 好きでした。


だけど、 周りに座っているクラスの女の子が大きな声で


私レーズンパン だいっきらい。 おえ~ おえ~ っていいだして


ほかの 子 たちも それに ならって 私も 、、 まず~~~ っていうのを


聞くと 心が 小さくなっていくのがわかりました。


なんだか レーズンパンを おいしいと 思っている自分が おかしいのかな


 なんて思ってしまっていました。



 さちは 小学校からの帰り道 途中までは いつも 転校してきたばかりの女の子と帰るのですが


 半分は一人での 帰り道。 遠くに信号が 見えています。


あの 信号が 青のうちに わたれたら ラッキーなこと!


自分で そう決めて 走って 青のうちに その 信号を 渡っていました。


ときどき めったに泣かないお父さんが自分のお父さんが遠いところで死んだと


聞いておお泣きした姿を思い出しては


自分も悲しくなって 涙を流しながら 歩いているときもありました。


月日がたち そんな さちは  


心より愛する人との間に  こどもを たくさん 授かりました。


 愛する だんなさま、 こどもたちの お父さんは いつも 地方で お仕事をして いたので


さちは おうちを しっかりと 守り こどもたちの めんどうも よくみました。


さちも こどもたちも お父さんの仕事を 心より 尊敬していたし みんな お父さんのことが 心から


大好きだったので 留守をしっかり守り


お父さんが 大切にしている仕事を 家族や 周りの人に じわっと 浸透するように 広める仕事に 


楽しく はりきっていました。


お父さんがおうちに帰ってくると まず おかあさんのさちを 大切に ハグします。



そして 子ども達が 大好きな お父さんなので ひとりずつ ゆっくり 話を聞いたり 


お散歩したり でかけたり ままごとにつきあったり と ひっぱりだこでした。


さちは その 様子を 嬉しそうに 見守りながら 夜ご飯の準備をするのでした。


今でも さちは レーズンパンが 好きだ って いえなかったことが 心に残っています。


子ども達には気持ちを素直に表現できるように 受け取ってあげることのできる


母親で いたいな。


しっかり 子どもたちを サポートしてあげたいなと 思っていました。


他の人とちがう意見でも 自分は大丈夫 と思える 子どもに なってほしいな と 思っていました。


今日はこれで おしまい^^