さっちゃんがまだ一歳半のときに妹が生まれました。



              さっちゃんは お母さんが大好きでした。



              お母さんはとてもやさしくて さっちゃんのいいところを たくさん 認めてくれます。



              さっちゃんは お母さんのためなら なんでもできる と思っていました。


            

              おかあさんは 病気がちでした。


 

              それでも いつも 明るい 太陽のお母さんでした。



              妹の るい が うまれたとき



              おかあさんは



              おねえちゃん   よろしくね  と いいました。




              さちは   なにが どうなるのか わからなかったけれど



              おかあさんが そういうのだから がんばろう と思いました。



              妹は あかちゃんなので



              おかあさんは ずっと 妹にかかりきりです。



              さちにとったら  突然  大好きな お母さんとの時間が ほとんど なくなった



              ように おもえました。




              さみしかっったけど おねえちゃんだから 我慢しました。



              おかあさん 疲れているのが 誰よりもわかっていたから。



              さちが4さい るいが 3さいのころ



              るいは こういいました。



              おかあさんは るいのことが いちばん大好き!


              だって 朝 頭痛かったけど るいといると ほっとする っていったもん。



              るいは おかあさんのこと なおしてあげれるんだ。 ちちんぷいぷいってね!

              

              それにね るいは おかあさんが やってほしいこと なんだって できるんだ。


              おねえちゃんみたいに すぐ ないしょにしないし。


              ひみつが ないんだ。


              おかあさんが 大スキだって だれにでも いえるもん!



              確かにそうでした。


              さちは 妹のるいと 比べて 気持ちを いうのが 得意ではありませんでした。


              なので 心が ずきん と きましたが


              笑顔で よかったね と 答えました。



              でも こころのなかで おかあさんは 私のことだって ちゃんと 愛情かけてくれ


              てる って わかっていました。


              それに 妹のことも 大好きでした。



               だから 自分は どんどん しっかりして お母さんの役にたつ人間になろうと


               心に決めて


               気持ちは みないことに しました。


               そこを みたら 悲しみと言う感情が湧いてくるから。


               なぜだか わからないけど


               涙が あふれてくるから。


               お母さんは いつも 教えてくれます。


               さちと いると かあさん ほっとするから ありがとうねって。


               さちは こころのなかで 思いました。


               ほら かあさん 私といても ほっとするって いってくれてるじゃない。


               大丈夫。


               私は私。


               安心しました。



               るいの 言葉を おもいだすたびに 心が ずきん と きたけれど


               そんな さちは 大きくなって いろんな 人の 気持ちが わかる 素敵な女性に


               成長しました。