6月の後半から始まった北北東の旅は
いよいよ27日目となりました。

湧別町の宿はまだあまり知られていないのか
7月も希望日に素泊まりすることができて
助かってまた来てしまいましたが

ここに来ると日の出が見たくてつい早起きを
することになります。

サロマ湖の西端の龍宮台展望台、
朝来るのは4回目、この日も厚い雲と海の
間から日が昇ってくるのが見られました。

いろいろ最後に巡りたいところがあるので
この日は二度寝しないで出発の準備です…

まず、またサロマ湖畔、能取湖畔を通って

網走国定公園小清水原生花園に向かい…
ここは7日目にも来たところです。

今回も道の向こうの濤沸湖には寄れません…

ちょうど原生花園駅にJR釧網本線の列車が
来ました。早朝だから空いていますね…

東に向かい次の浜小清水駅の駅舎と併設して
道の駅はなやか（葉菜野花）小清水があり

開館前なので入れませんが屋上テラスからは
オホーツク海、知床連山が一望できるそう…

昨年開館した小清水町防災拠点型複合庁舎を
たまたまニュースで知って寄ってみました。

外構工事がまだなので入口ドコデスカ？

入口を入ると左側が庁舎で右側がカフェや
ランドリー、ジムなどにぎわいエリアです。

ジャガイモや小麦がパッチワークのような
畑の道を通り、もう1ヶ所寄り道をします。

斜里川を産卵のため上ってくるサクラマスが
滝越えをする清里町のさくらの滝です。

滝の高さは2.5ｍで思ったよりこじんまりと
していましたが多くの人が来ていました。

（動画は大きな水の音＆人の声が入っています）

戻り寄った道の駅パパスランドさっつるは
かけ流しの天然温泉とパークゴルフが楽しめ
農産物直売所やレストランもあります。

それから本日のメイン、知床に向かいます。

途中、天に続く道と呼ばれる真っ直ぐな道が
ありますがいつか通りたいな…

オホーツク海側の海も今日で最後です…

オシンコシンの滝は知床半島一の大きな滝で
二条の流れから双美の滝とも呼ばれるとか…

その先の道の駅うとろ･シリエトクは
知床の玄関口で漁師の番屋風の建物です。

ここでニシンそばを昼食としそのあとに

こけももソフトを食べました。

シリエトクはアイヌ語で大地の突端を意味
していて知床の語源だそうです。

ホロベツ川を過ぎ知床横断道路に入るとすぐ
知床自然センターがありました。

ここは情報を知るために寄りたいところで
今は各所でヒグマが目撃されているそう…

知床五湖も今の私には縁遠いところなので
知床峠に向かうと羅臼岳が綺麗に見えて…

斜里町から知床峠を境に羅臼町になります。

峠の近くだけ晴れていたのですがどんどん
雲が出て来ていい景色の記憶がありません…

下りてきて羅臼町の道の駅知床･らうすに
寄ってみるとお昼時で混んでいました。

新鮮な海の幸が豊富で地元でも評判だそう…

ここからはホエール･バードウォッチングの
観光船も出ているのだとか…

そういえば国後島も…　と思い出して…
もしかして知床峠からも見えたかも…

そして様子見に修理工場に寄ってみると…

次の日の引き渡しの予定が早く整ったので
もう持って行ってもいいと言っていただき

イソイソと荷物を積みかえて愛着のある
古い車に乗り換えたのでした…
大変お世話になりました。

本日の宿は二度目の釧路市内です。

早めに着きそうなので前回寄れなかった
場所に行ってきました。

釧路市生涯学習センター｢まなぼっと幣舞｣
釧路市立美術館　　　1992年10月完成
　設計　久米建築事務所
北海道本ビル設計事務所共同企業体

ロビーは2階～8階まで吹き抜けになってて
9階はレストラン、10階は展望台です。

3階は市立美術館になっていて
「奇跡のシールアート　大村雪乃の世界」
が開催されていました。

これは函館の夜景が文房具の丸シールを使い
ゴージャスに再現されています。

夜になってひと休みしてから釧路の町を、
幣舞橋辺りを散歩しました。

ロマンチックな気分というより心配事から
解放されてお腹もペコペコな気分…

炭火焼で一人癒されました。

27日目　393km

次の日は札幌の従妹の家にまた行くことに
していました。この前LINEを交換してから

今日、何食べたかとか（ほぼ質素なご飯）
どうしてるのとか（普通に走っているよ）
ちゃんと休んでるとか聞いてきてて…

あまり母のように細々心配してくれるので
「札幌の母って呼んでいい？」と聞くと
「いや、せめて妹で。」

そだね…　私より年下だものねー…

また寄ってと何度も言ってくれるので最後に
顔を出すことにさせてもらいました。

もう車が直ったからそのまま西に向かえば
よかったのですがもう1回厚岸に寄って
カニやエビを買ってきました。

道の駅では牡蠣の唐揚げを買ってみました。

先を急ぐので道東自動車道の阿寒－本別の
無料区間を走るのにガソリンが少ないので

阿寒町に寄るついでに道の駅阿寒丹頂の里
にも行ってきました。

阿寒丹頂の里エリアには入浴、宿泊施設や
レストランだけでなく国際ツルセンターや
美術館などいろいろな施設があるそうです。

2016年に地元の特産材カラマツを使用した
インフォメーションセンター丹頂の里
（クレインズテラス）がオープンしたとか…

木肌がまだ新しい明るい感じの道の駅です。

今回は本別町からは音更町、芽室町を抜けて
清水町に向かいました。

途中脇道を通ったら一面のジャガイモ畑が…
どこかで見た懐かしい気持ちになりました。

そして日勝峠を通って日高町に向かいます。

日勝峠の手前、第一展望台からは雄大に
広がる十勝平野の田園風景が見えます。

日勝峠を越えると日高町で、なお西に行くと
道の駅樹海ロード日高があります。

中に休憩所、そば処、喫茶店と揃っていて…

隣接している日高山脈博物館、1999年6月
開館した地質学･岩石学中心の博物館ですが
こちらの外観も気になっていました。

4階は展望台になっていて2階が主に岩石の
展示で石が好きな人には基本情報が学べて
いいところだと思いました。

それから占冠村、むかわ町を通り夕張市の
道の駅夕張メロードに着きました。

地場産野菜が豊富のようですが夕張メロンは
別格で売り出しているようですね…

栗山町、由仁町、長沼町を通って北広島市を
抜けて札幌市に入るころ、陽が雲に隠れ始め
あせり始めました。

道も混み始めて西区の従妹の家に着いたのは
それから約1時間後でした。

また夕食をご馳走になって私の方は厚岸の
花咲ガニと北海シマエビをお土産に渡して…

叔母さんは札幌の市場で商売をしていたから
毛ガニやタラバガニは食べ慣れているので

花咲ガニの美味しさも共有したかったけど
今回買ったのはミソもほとんどなくて…

もう7月は根室産が中心になるのかな…
ちょっとハズレで残念でした。

28日目　448km

明くる29日は北海道最後の日になります。

増毛の宿でのLINE仲間も一人は早々に帰り、
ライダーたちは離島めぐりや温泉巡りをし、
二人組は花を求めて収穫があったみたいだし

だんだん北海道から出ていってるようです。

家に帰れるのは嬉しいのですがここにきて
あれもこれもまだ見たいという欲が出て…

この日もチェックアウト前に地下鉄に乗り
中心部に行きました。

道立近代美術館　 1977年7月開館
設計　太田実氏
＋北海道立美術館設計共同企業体

開館前なので中は見れませんが両翼のような
階段状の屋根？の下が展示室のようです…

あとはとりたてて見学先を思いつかず
せっかくなので歩いてホテルに帰りました。

知らない街を自分のペースで歩くのは好き…
今は平らな道は人並みの速さで歩けるように
なってきてリハビリにいい効果なのかも…

気持ちも前向きになってきたので小樽でなく
函館からフェリーに乗って帰ることに…

ちょっと大変だけど札幌市のモエレ沼公園に
午前中行くことにしました。

モエレ沼公園はごみ処理場跡地に彫刻家の
イサム･ノグチ氏が設計を手掛けた公園です。

公園の南側に駐車して水郷東大橋を渡って
ガラスのピラミッドを一旦過ぎると右手に
大きな噴水が上がって…

写真でよく見るテトラマウンドという名の
ステンレス柱の三角錐まで歩き引き返して

ガラスのピラミッドに行きました。
ここから見るとまるで船のようですね…

前面が3階までの吹き抜けになっていて
3階はイサム･ノグチギャラリーでした。

そのあとは道なりに北海道博物館、愛称
森のちゃれんがに寄る予定でしたが
かなりバテてしまって時間も押してて…

北海道立開拓記念館本館(北海道博物館)
2015年4月開館　
設計　佐藤武夫設計事務所

そして北海道開拓の村も、ムリムリ…

なんせ54haの敷地に52棟の歴史的建造物が
移築または再現されているそうで
入場口のこちらは旧札幌停車場だとか…

いろいろ気になりますがキリがないので
そろそろ函館に向かいます。

中山峠を越えてすぐに喜茂別町の道の駅
望羊中山がありました。
　
羊蹄山を見る絶好のビューポイントです。