「完結はしても完成ってのは無いだろう、小説には」


小説をとある場所で書き始めてから半年くらい。同士が集うその小説サイトの掲示板で、こんなことを言ってみた。


文章ってそうなんだと思う。上手い下手じゃなくて、雰囲気と心。



【大好きだよ。それだけだよ】



先週末、実家の掃除をしていた折に出てきた2文だけのラブレター。


へたくそな字で、へたくそな表現。


でも、上手くないけれど、何か”良い”。

……渡し損ねた七歳の春。


幾年も経た我が身だが、大切なときには同じ文章を充てたい。