ヨガの生徒さんが「死の淵を見た男」という本を貸してくださいました。

東日本大震災時、福島第一原発に何が起きたのかの、真実を語った本です。

当時、絶望的な状況の中、命を賭けて原発の冷却作業にあたった人達のノンフィクションレポートです。

あの時、原発が冷却できなければ、チェルノブイリどころじゃない世界規模の事故になったのです。

わたしたちがいまここに、何ごともなかったように存在しているのも、その方達のおかげなのです。

震災から2年しかたっていないのに、もうわたしたちは快適な生活が当たり前になっている。

原発を制御することが、いかに難しくコストのかかることかが露呈されても、まだ原発を稼働させたい人達がいる。

人間とは、どこまで欲が深いのでしょうか。

無意識レベルをあげなければ、また同じことが繰り返されてしまう。

いまここに存在しているわたしたちこそが、本来の役割、本当の自分に気づかねばと思いをあらたにしました。

いまここに存在しているのは、たくさんの犠牲があったからなのだから…。