アラフィフにもなると、
昔を思い出すといっても、
ずいぶん昔のことになる。
Netflixで
「シティーハンター」を見た。
シティーハンターって
週刊少年ジャンプでやっていた漫画だ。
私は男兄弟がいるので、
家によく少年ジャンプがあった。
その頃は、月曜日になると、
読み終わったジャンプが、
電車の網棚に乗っていて
それを読んで、次の人へ
読んでは次の人へ
と言うリサイクルが行われていた。
多分、もう、30年、 40年も前の話だ。
ずいぶん昔な気がする。
色々と、当時思い出すエピソードがあるだけ、
テーマソングの
「Get Wild」が流れると、
当時を思い出す。
この曲自体相当売れたしね。
小学生、中学生、高校生、
そんな頃の思い出が、
思い出されて、
久しぶりに涙が出た。
いつの時代も、とても楽しかった。
いじめなんてないし、
全くもって楽しいだけの人生だった。
小学生から日能研に通って、
中学受験をして、
大学受験をして、
大企業に勤めて、
行き着いた先がこれか。
あの楽しかった自分の、
優しい人々、
真心のこもった人々、
彼らに育まれ、
彼らと共に歩んだ日々。
その行き着く先がこれかと思うと、
あの日々は、
これまでの人生は何だったんだろうと
思ってしまい泣いた。
あのキラキラしていた日々との
ギャップに対する悲しみなのか、
あの純粋無垢だった幼い頃の自分に対して
申し訳なくなるか。
今日の私は、
これまでの人生の結末が、
現在であるように思えてしまう。
これまでのことが、
こんな状況になるためのことだったのか。
でも、今は人生の起承転結の
「転」だと思おう。
芥川賞作家も、
びっくりの「転」っぷりだけど。
この状況はこれから
アップデートされる。
このままでは終わらせない。
「転」にしてはずいぶん長かった。
42歳から48歳は、
暗黒の時期だった。
でも、ハッピーエンドの「結」まで、
絶対に行くんだ。
そのためには、
ずっと現状のままでいても、
状況は変わりっこない。
自分の人生に、
自分の足で近づいていくんだ。
夫の人生の、
モブキャラで
人生の終幕を迎えるなんて、
まっぴらごめんだ。