当日に決まった初日観劇。
11:30取るものも取り敢えずスマホと財布さえあればなんとかなる、化粧も途中でしちゃれ!と助手席に観劇カゴ詰め込み40秒で支度して宝塚へ!
あ、ちなみにこの観劇カゴは観劇に必要と思われるもの、オペラグラスや金券用封筒、文房具、お手紙用便箋封筒ポストカード、車で見るための宝塚DVD各種(花組は自宅用Blu-rayと両方購入するのです)CD各種、ぽっかり時間空いた時に読む本、のど飴などなどを常時まとめてあるカゴです。これさえあれば憂い無し。
車飛ばして間に合った!

原作『オペラ座の怪人』は遥か以前に読んでます。ガストン・ルルーは「黄色い部屋の謎」の方が好きでしたけどね。
映画『オペラ座の怪人』は観ました。ストーカーの話でした。
宝塚『ファントム』は 映像でも観ていないので全くの初見です。
歌は、宝塚の歌バウとかスカステの歌番組とかで聞いていたので知ってます。

雪組
三井住友VISAカード ミュージカル
『ファントム』

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望海風斗さん。
ファントム
望海さんが幼い!
第一幕出てきたときから、とにかく痛々しいほどに幼く見えます。
そして、その理由が観ているうちにどんどんわかってきて胸が締め付けられます。
彼の孤独と求め続ける愛に哀しみを感じ、
癒されぬ孤独と与えられる事のない愛に切なさを感じ、
なのに、そうであるのにも関わらず
父も母もクリスティーヌをも、心底恨んだりはしない彼の純粋で一途な想いに抉られます。彼こそが天使ではないのか。
その心情があのお歌に乗るのですから、鳥肌っていうよりは、肌がざわざわくる感じで、終幕に近づくにつれて、涙と声をこらえるのに何故ハンカチを手に持ってなかったのかと大後悔でした。
これまだ初日ですからね。もっともっと入り込んだらいったいどうなるのか。

真彩希帆ちゃん。
クリスティーヌ
キレイな声です。難しいお役なのにちゃんと歌い分けをされていて、若く美しく天使の歌声そのままです。

彩風咲奈さん。
キャリエール
歌の天使であるトップコンビに歌でくらいついてます。すっごいがんばってた。
望海さんのお父さん役。さすがに演技では見えにくいですが、銀橋での望海さんとのデュエットでは、ちゃんと父子に見えました。
しかし、お役としては、まさかあんなにひどい男だとは思わなかったわ。

彩凪翔さん。
シャンドン伯爵
結局、振られちゃうのかな?すっごい色男でもてもてらしいけど、なんかまじめで一途な人に見えました。

あーさ。
新支配人。最初気がつかなくて、え?あーさドコって探した。もう、すっかり笑い取ってる道化のような新支配人さんになってました。カルロッタを愛していて振り回されるかっこよくないあーさがすっごい新鮮で見ていて楽しかった。

舞咲りんさん。
カルロッタ。すごく魅力的なカルロッタでした。絶妙な歌!上手い人じゃないと歌えないですよね。夫婦でお笑い担当なのかしら?もっと嫌な女じゃないと殺されちゃうのが可哀想になっちゃう。

従者さんたち。
一人ひとり個性的でかっこいい!6人だからひとりひとり見ていけます。
実はすっごい好みの子がいまして、どきどきずーーーっと目で追っておりました。
眞ノ宮るいくん。可愛いくてかっこよくて、ダンスは門外漢なので語れないけど、動きが好き。もっと見ていたいなぁ。

映像もとても効果的に使われてて、あのオペラ座の雰囲気をだしています。

お役と云うほどのお役は少ないわりに、ガヤのオペラ座の団員たちや、街の人たちが一人ひとりすっごく舞台に生きているのが初日から見えて、なんども通って観たくなる舞台になってます。そういえば、『凱旋門』東京でもそう思ったんだった。あれが今作の初日に生かされてるのか。とにかく一人ひとり見たくて目が足りない。

初日とは思われない部分が多くて驚くほどです。
そして、これから歌うまさんたちの演技が深まり、そのほかの方たちの歌がこなれてきたら凄い舞台になっていくと思う。それがとても楽しみな『ファントム』です。

あと何回観れるかなぁ?
花組と重なると行きたいように行けないのが辛いところです。後半はほとんど全ツとかぶってるんだよなぁ。