いつもの公演では、水美さんの出番を忘れないように幕間や観劇後にメモしています。お芝居はそれでも大抵時系列でストーリーを追えばいいので頭に入っているのですが、ほんっとにショーを覚えるのが苦手です。
特に水美さんが上手と下手どっちから出てきてどう動いてどっちへはけるとか、動き回られると憶えていられなくなります。
が、へへへ。さすが主演です。
今回は常にセンターですからね。上手も下手もありませんよ。
もう本当に幸せでした。

第2幕
S1 熱帯夜
音楽/高橋恵 振付/若央りさ
センターでピンあびるマントまとった水美さんのメロウなソロで始まります。
主演です。まじでショーの主演です。
組子に隠されマントを脱いで暗転
「フォウッ!」
ピンクのラテン衣装で更に歌います。
このお衣装は龍真咲さんが『Dragon Night!!』で着てみえましたね。へへへ。トップさんのお衣装ですよ。男役さんたちの黒に金のラテン衣装もその時のものっぽいです。娘役さんは袖が違うかな?より華やかにふりふりしてます。

水美さん下手にはけて、組子さん歌い継ぎ、
綺城ひか理くん、聖乃あすかちゃん、城妃美伶ちゃん、飛龍つかさくん。
そしてまた水美さんセンターから
「おぉぉぉらぁぁぁ」と登場
舞台せましと踊りまくりですが、舞台から外れる事はありません。
そして客席降り。
知ってますか?主演さんは舞台に戻る時に走らないんですよ!<皆知ってるよ。
走らないで舞台に戻る水美さんが見られます。

一人舞台センターに残って、暗転振り向きからの「Solamente una Vez」
大劇場の銀橋でトップさんが客席階段のところに座って、前列客席釣りながら歌う場面そのまんまですよー!

S2 Beat on Beat
音楽/高橋恵 振付/平澤智
リズムの場面。すっごい楽しい。
綺城くんがタップ、つかさくんがボイパ、あすかちゃんがバケツたたいて、芹尚英くんが包丁でリズム対決。みんなを巻き込んでお祭り騒ぎのうるささで、若草萌香ちゃんに「リズムはビートがあってこそ」とリズムを合わせます。客席ものりのりの手拍子でした。みんなのリズムが一つになって大興奮。
それを醒ますように若草萌香ちゃんが海の神を称え歌い、舞台に神を降ろしてくれます。

S3 イエマンジャ
音楽/太田健 振付/森陽子 パーカッション演奏/Kahlil Cummings
褐色の肌に水色の大きなおリボンのついたわっかのお衣装。頭にはお魚さんのお帽子、手には銀の鏡。
センター登場時の水美さんゆうかイエマンジャの存在の神々しさに圧倒されます。
穏やかな深い海の底のブルーと波打ち白く泡立つ淡いブルー。優雅な動きから一転の激しさは、まさに凪から時化へと転じる海そのもの。激しく動いているのにその身体の動きや足運び指の先まで優雅さと慈愛を失わない美しさ。男役の水美さんが演じるからこその力強さと壮麗さが海の女神そのものでした。
まぁ、もともと水美さんは絶世の美形さんですから当たり前なんですけどね。
正直私このイエマンジャの水美さん、ずっと見ていたかったくらい好き。

そしてこの場面、すごいのはイエマンジャの水美さんだけではありません。
まず影ソロが凄かった!舞月さん、綺城くん、つかさくん、一之瀬くん、華雅さん、糸月雪羽ちゃん、朝葉ことのちゃん。
澄み切った神が降りてきそうな歌声、本当に別箱かって思うくらいの声の圧です。これは本公演でももっと活躍してもいいよね。
そして、イエマンジャがはけてからの場面が圧巻!
水の精の美伶ちゃんと凛乃しづかさん、糸月ちゃんに舞空ちゃん、桜月のあちゃんと、朝葉ちゃん。
戦士のあすかちゃん、一之瀬くん、芹尚くん、翼くん、侑輝大弥くん、涼葉まれちゃん。
一時もじっとしてない、力強くなのに軽やかに重力なんて感じない、まるで水そのもののような撥ねる水しぶきがきらきらと輝いて見えるような水の精たちの動き。本当に娘役さんたちなの?特に舞空ちゃん。あなた凄いわ!
対する戦士たちも、その海の渦に巻き込まれないようにと必死に戦う。側転も美しくかっこよかった。
ああ。でもやっぱりここは花娘たちのかっこよさがひと際目立ちましたね。
方や博多座ではエイトシャルマンで花娘のかっこよさを見せ、こちらでは水の精で花娘たちがそれを見せています。
海といえば誘惑するセイレーン的なのも素敵ですが、こう、力ずくで戦士たちを引き摺り込むのもわくわくする。

そして
S4 オグン
音楽/太田健 振付/森陽子
イエマンジャの息子オグンも水美さんが演じます。
下手から両腕を広げ厳かに出てくるオグン、センターでダミーのイエマンジャ太凰旬くんから鉄の剣を受け取り踊ります。
「オグン!」
低く力強い神の名乗りを上げてから
まずは剣の舞。
先ほどの女神はどこへやら、雄雄しい息子神として舞台上を所狭しと踊ります。
剣を手にして片手の側転や、戦士たちを鼓舞するような力強い動き。空間全てを使った踊りで衣装の上からでもその力強い筋肉が見えるようです。
ああ。かっこいい!水美さん。
この場面もずっと見ていたかった。

暗転して
S5A JAZZ CRUZEIRO!A
音楽/高橋恵 振付/御織ゆみ乃
舞月さんと咲乃深音ちゃんが「Sentimental Journey」を歌います。
それに乗って、冴月瑠那さん千幸あきくんと白姫あかりさんと華雅りりかさんが二組でダンス。
上級生さんたちの安定した可愛い場面。

S5B JAZZ CRUZEIRO!B
音楽/高橋恵 振付/御織ゆみ乃
「Lullaby of Birdland」を歌い継ぎと踊り継ぎで次々と場面をつなぐ組子たち。
ここのつかさくんと舞空ちゃんのリフトは凄かった。どう乗っかってるのかよくわかんないまんまでした。乗る前のお互い目を見合わせてのタイミング図るところの緊張感がとても好きでした。

そして、センターに水美さん登場!
壮一帆さんが『CONGRATULATIONS宝塚!!』で着ていらしたシャンパンゴールドのスーツにかっちりなで上げたオールバック宝塚男役ここにあり!といったお姿で現れ。「Night And Day」
そして男役引き連れての群舞!
これがめっちゃかっこいいんだー!もう息するのも忘れるくらい見入ってました。なんかね、センターなんですよ。それもちゃんと上級生としての宝塚群舞してるんです。充分色っぽいんだけど、無理に出してる色気じゃないのがね。本当に素敵で。
ここで最後の客席降りします。

S5C JAZZ CRUZEIRO!C
音楽/高橋恵 振付/御織ゆみ乃
水美さんお着替えタイム。
つかさくんを中心に翼くん、大弥君、太凰くん、涼葉くんで「It's All Right with Me」
ジャジーなナンバーを元気いっぱい歌ってくれてます。
この最後でつかさくんがひと言いうのだけど、これ最初の頃なかったよね?休演日明けくらいかな?いつの間にか心待ちにするようになった。
楽では「I want you I need you お前に夢中」がタカニューで残ってますが、笑っちゃってるよ。客席も(笑

S6 Aranha
音楽/太田健 振付/若央りさ
「蜘蛛」ですね。
センターにブルーのお衣装の蜘蛛水美さん登場です。
「The Shadow Of Your Smile」
銀色の糸らしいテープ操りながら色っぽく歌います。もう存在自体が危うい階段のぼりまくってます。
そして、紫の蝶あすかちゃん登場!もともとこの子は美人さんなので女装にまったく違和感ありませんね。
あすかちゃんの紫のお衣装は、『Mr.Swing!』で蘭寿とむさんのデュエットダンスの相手役をした瀬戸かずやさんが着ていましたね。この時のお歌は望海さんでした。
役替わりの芹香斗亜さんはピンクのドレスだった。光くんはどんなだったのかな?

そして綺城くんが歌い継いで、歌い上げる中、大人の恋の駆け引きを繰り広げ、水美さんのニヤリ笑いが心に突き刺さって目が離せない。そして蝶を食べてしまう蜘蛛さんなのでした。

S7 約束の場所
音楽/高橋恵 振付/御織ゆみ乃
そして、水美さん以外が舞台上で歌い継ぎ踊り継ぎ。
歌詞を本当に大切に大切に歌っているのが分かる歌い継ぎで、センターへ出て踊っているメンバーも歌詞をちゃんとダンスで表現しているのが分かるダンスで。
ここから怒涛の号泣タイムでした。もちろんタオルハンカチを鼻に押し当てて固まるだけですけどね。
そしてみんなが下手に集まり、上手から水美さんが出てくるのを迎えます。
ここ、この後上手と下手の立ち位置変えるのだけど、ここだけは私、水美さんを見ていませんでした。
反対側で水美さんを笑顔で見つめ歌う組子たちを見たかった。
もう、この場面私の心の中は「ありがとう」しかなかった。
この素晴らしいカンパニーを作り上げてくれた水美さんの素晴らしい仲間たちに「ありがとう」しかなかった。
そして手拍子。おいおい、めっちゃ顔ぐちゃぐちゃなんですけど、ハンカチから手を離せと?と思いつつ手拍子。
舞台上では5人ずつに分かれた5つのグループが出来ていて、順番に水美さんを迎えます。
水美さんセンターに三角形になって踊る全26人。
そして、歌い上げ!終わったーと思いきや。
まだまだまだーとばかりに始まる。

S8 フィナーレ
一人面に出てきて「Mas Que Nada」を歌う水美さん
おぱおぱおぱですよ。
続いて「Agua De Beber」綺城くん、「Frenesi」娘役引き連れたあすかちゃん、「Cachito」つかさくん、最後全員で「Mas Que Nada」
左右に組子が並んでから、センター降りてくる水美さんを迎えます。
そして水美さんがセンターでお辞儀してから、全25名一人ずつと絡んで、面に押し出すフィナーレ!
客席から一人ひとりに「ありがとう」言ってました。
「夢の名はクルゼイロ」
「君の名もクルゼイロ」
ああ。楽しかった。

そしてカーテンコール。
拍手が鳴り止まない中、
瑠那さんのご挨拶。
「われらのキラキラ輝く一番星」と紹介してくださいました。
水美さんのご挨拶が立派でね。きちんと気持ちを伝えてくれました。
ありがとう。
「一生の宝物です」
私にとっても宝物です。ありがとう。
そして「Stand up」

次のカーテンコールでは早くも客席Stand upでした。
稲葉先生のクルゼイロの歌を泣きながら歌う水美さんが可愛すぎた。
タカニュー見ると瑠那さんとアイコンタクトしてるよね。なんか嬉しい。
瑠那さん、今回本当にすっごい支えてくださってるのが舞台から感じられて感謝しかありません。本当にありがとうございました<お前何者?ただの水美ファンです(笑
私ももう一度クルゼイロに会いたいです。
そして「Stand up」

再度のカーテンコール。
今度は立ってるからともう一回「Stand up」
「ミュージックスタート!」と音響さんにキュー(笑
そして「アイラブユー!」と投げキッス。

更カーテンコール、せっかくなので花組ポーズです。
「花組、さいこー!!」
「ありがとー」

しかし拍手がやむわけもなく。
幕前に再度登場の水美さん。
妖精の粉を振りまいてくれました。
「花組を応援してください」
に「はい!」と大きな声で答える客席が可愛かった。

ついていくさ。