こんなに幸せでいいんでしょうか?
バウホールが幸せでいっぱいになってるんですが。ショー二本立てと聞いたときには愕然としましたが、今では稲葉先生に感謝しかありません。

なによりもまずは、水美さんにしっかりお芝居させてくださったこと。クルゼイロを見れば水美さんがダンスだけの人ではないことが分かると思います。
そしてクルゼイロには水美さんの、今の水美さんの素晴らしさが詰まっています。当て書きってこういう事なんだと、稲葉先生の手腕に脱帽です。

そして、水美さんを存分に踊らせてくださった事。それもセンターで。
ほら、言ったでしょ。水美さんは組子引き連れての真ん中ダンスの人だって。

更に、ファンならみんな知ってる水美さんの素晴らしさをちゃんと見てくださっていたとプログラムの「南十字に賭ける夢」で書いてくださったこと。これを読んで首肯した水美ファンは多かったと思います。そして、ふふん。そんな事ずっと前から知っていたさと先輩ぶります(笑

はああ、今日はまだ休演日あけの折り返しなのに盛り上がりと幸せとで胸がいっぱいすぎて感想が書けない。




ちょっと追記してみる。
普段はあんまり舞台上のアクシデントを書かないようにしていますが、やっぱり今日のあの愛らしさを書くにはそこも省けないので、こっそり追記してみる。

今日、オグンの剣の舞下手に向かう場面で転倒しました。すぐに立ち上がり踊りを続け重大なアクシデントにはならなかったのですが、客席全部が水美さんを心配して応援していたのが私にもわかりました。
いっそうの盛り上がり。

終演後のご挨拶で彼女は
「こけましたが元気でーす」
と言った後に
「お客さまからも仲間からもあたたかい…」で胸を詰まらせて自分自身に「頑張れ自分」と声をかけて挨拶を続けたのですが、感極まって言葉が続かずほんの数秒後ろを向いて立て直し、客席に向き直っての第一声が
「だって俺カッコいいからさ!」って。客席の沸きようが楽並みでした。
「幸せで胸がいっぱいです。ありがとうございました」

こちらこそ幸せで胸がいっぱいです。
ありがとうございました。


更に蛇足ですが言っておこう。
私は舞台上の失敗を擁護するものではありません。それはどんな些細な事でも重大な事故になりうるからです。でも、そんなのは客席が言うことではないし先生方に叱られて検証すればいいのです。だから通常はなるべく書かないんですけどね。あまりにも挨拶が可愛すぎて書いちゃいました。