2週間前から起き上がれなくなり
寝たきりとなりました。
この時はまだ体を支えながら
立ってお水を飲んだり
ご飯をお母しゃんの手から
食べてくれました。
先週からお水を少しシリンジで
飲むだけで、お薬も
流動食も飲み込まなく
なりました。
昨日、孫達にクーちゃんの
お見舞いに来てもらいました。
その時に奇跡が起きました。
クーちゃんが自力で
立ち上がったのです。
信じられない光景に
みんな驚きました。
クーちゃんは最後の力を
振り絞り立ち上がり
ヨロヨロと歩いてくれました。
これが孫達がクーちゃんとの
時間は最後となりました。
毎日こうしてクーちゃんを
撫で続けていました。
クーちゃんは気持ち良さそうに
寝てしまいました。
お母しゃんに毎日くっついて
寝んねしてくれたね。
クーちゃん、幸せだったね。
昨日、仕事に行くため
玄関を出ようとしたら
おーんおーんと小さく
鳴いたのでクーちゃんの
そばに行き、いつものように
抱きしめてお顔を撫でながら
すぐ帰ってくるから
待っててねとたくさん
キスをしました。
クーちゃんは、穏やかに
呼吸し、心臓の鼓動も
穏やかで静かな寝息を
たてて、寝んねしていきました
そっとベッドに寝かせて
仕事に出ました。
家に帰宅すると、クーちゃんは
ベッドから少しずれていて
ウンチとオシッコを
していたので、すぐ綺麗に
するねと話しかけながら
クーちゃんを綺麗にして
いきました。
フと気づくとクーちゃんが
動かないのです。
体も硬い。
お顔が冷たい。
段々とお母しゃんは
クーちゃんが逝ってしまった
ことに気づき始めました。
涙が洪水のようにいきなり
溢れて止まらない中
早くクーちゃんを綺麗に
してあげたいと思う一心で
主治医に電話しました。
オシッコ、うんちまみれで
いいからすぐに来てくださいと
言っていただき、クーちゃんを
シートと毛布で包みました。
動物病院に到着すると
受付で少しだけ待つ間も
涙が溢れてクーちゃんを
抱きしめて泣き続けました。
看護師さんにクーちゃんを
預けて、ただただ2時間
泣き続けながらクーちゃんを
待ち続けました。
主治医に呼ばれ診察室に入ると
トリマーさんにシャンプー
カットしてもらった
綺麗なクーちゃんがいました。