第3回ブログ

「なぜ人は転ぶのか?」

— 年齢だけが原因ではない、転倒の本当の理由 —

前回は、「骨で立つ」という考え方についてお話ししました。

今回は、その続きとして「転倒」について考えてみたいと思います。

「年を取ったから転ぶようになった」
そう思われる方は少なくありません。

しかし、本当にそれだけが原因なのでしょうか。



転倒は突然起こるわけではない

転倒は偶然起こるように見えて、実はその前から身体には小さな変化が積み重なっています。

例えば、

・つまずく回数が増えた
・片足立ちが苦手になった
・階段を降りるのが少し怖い
・立ち上がる時によろける

このような変化は、身体からのサインかもしれません。



人はバランスを崩してから転ぶ

転倒の直接的な原因は「つまずいたこと」ではありません。

つまずいても、すぐに体勢を立て直せる人は転びません。

一方で、身体の重心が大きく崩れてしまうと、一歩踏み出しても支えきれず転倒につながります。

つまり重要なのは、

「バランスを立て直せる身体かどうか」

ということです。



足元は身体の土台

私たちは立っている間、無意識のうちに身体を細かく調整しています。

この調整は、足元が安定しているほど少ない力で行えます。

しかし、足の骨格のバランスが崩れると、

・重心が左右に揺れる
・身体が常に補正を続ける
・疲労が蓄積する

その結果、とっさの一歩が遅れ、転倒しやすくなることがあります。



転倒予防は筋力だけではありません

転倒予防というと、

「筋トレをしましょう」

と言われることが多いですが、それだけでは十分とは言えません。

どれだけ筋力があっても、身体を支える土台が不安定であれば、本来の力を発揮しにくくなります。

まずは足元を安定させ、その上で筋力や運動機能を維持していくことが大切です。



私たちが目指していること

みんなインソール®︎は、「転ばなくなる」とお約束するものではありません。

しかし、足元から身体のバランスを支え、安定した立ち姿勢や歩行をサポートすることで、日常生活をより快適に過ごしていただくことを目指しています。

足元が安定すると、

「歩くのが楽になった」
「立っている時の安心感が違う」

と感じる方も多くいらっしゃいます。

一人ひとり感じ方は異なりますが、土台を整えることは、毎日の生活を見直す第一歩になると考えています。



次回は「なぜ腰や膝に負担がかかるのか」

「膝が悪いから膝が痛い」

「腰が悪いから腰が痛い」

本当にそれだけが原因なのでしょうか。

次回は、

“痛い場所が原因とは限らない”

という視点から、足元と膝・腰との関係についてお話ししたいと思います。

日々の身体への負担は、思いがけないところから始まっているのかもしれません。