昨夜、予備校から帰ってきた長男(19歳)から聞いた話です。


長男が通っている予備校では、定期的に卒業生を呼んで講演してくれるイベントがあるのですが、昨日、その講演がありました。


講師は、○大大学院(博士課程)に通う30前後の方で、専門は○○工学だそうです。


分野は違うとはいえ、理系分野の研究者を目指している長男には、とても興味深かったようで、その講演の内容を興奮気味に話してくれました。


その要点は


講師は、現役で慶應大に合格していたのに、○大に行きたくて一浪したこと


浪人時代は勉強が楽しくて、浪人生活が苦にならなかったこと


○大進学後、少し遊んだため1年留年し、希望する学部には行けなかったこと


でも、結果的には進学先の学部の方が自分には合っていたこと


今の研究対象は正確な時計の製作で、その精度は10億年に1秒の誤差しか生じないこと


指導教授は忙しすぎて、ほとんどかまってくれず、自分で民間企業の担当者と打ち合わせをしたりしながら研究を進めていること


国からは生活費程度のお金は支給されるが、留学は自腹であること


周りの友達は結婚ブームで、自分だけ取り残されている感はあること


でも研究を続けるには、周りに流されない信念が必要であること


などなど、その分野の専門家でなければ聞けないことをいろいろ教えてくれたそうです。


進学後の大学、大学院生活の具体的なイメージを持つことができて、長男にとっては意義のある講義だったようです。


私がこの話を聞いた後の長男との会話です。


「いや〜、R(長男のこと)の話しを聞いてると、自分が19歳だった頃を思い出すよ。」


「そうなんだ。」


「いや、もちろん分野は全然違うけどね。何か目標に向かって努力する点はRと同じだからね。でも、研究や勉強も大事だけど、遊ぶことも大事だよ。」


「そうかな~?」


「いや、もちろん遊びすぎは良くないけど、その年代、その年代でやるべきこと、経験すべきことってあると思うんだよね。」


 「例えば?」


「最たるものは恋愛だよね。失恋もそうだけど、30、40になっても恋愛経験がないと、まともに異性と話せなくなると思うよ。」


「なるほど。。。」


「高校卒業するときに、Rの担任が『みなさん恋をしてください』って言ったろ。それは、そう言う意味だと思うよ。」


「そうか。。。」



私のアドバイスが、Rに届いたかどうかはわかりません。。。


ただ、いずれにしても



あ〜、19歳(青春)っていいな〜


(笑)