おはようございます😊

今日も花粉が多そうですね

負けずに行きましょう


それではつづきをどうぞ



                        つづき㉚




お店に着くと既に行列が出来ている。

あなたが提示してきた十一時二十分と言う中途半端な時間は、お店に

三十分に着けば少しは空いているのではとのことだったのだけれど店内は既に賑わっていた。


あなたとわたしは待ち合いの席に座り順番を待つ。


常々二人には、話したいことが沢山あったから全然苦にならない。


その日は、昨日が初日のビジネススクールの話。

ただ席に座り講義を聞くと言うような類のものでは勿論なく、自ら積極的な意見を常に求められる。

そのために講義前に如何に予習が必要かを痛切に感じたと言う。


初日、講義では力を発揮出来なかったあなたはスクール終了後の食事会の幹事を自ら引き受けたと言う。

皆と同じ土俵に立っても存在をアピール出来そうもなかったから自分の特性を活かせる場所を考えたと。



あなたの持ち前の明るさと親密さを思うとなるほどそうだと納得する。



あなたの話を耳にしながらその時の姿を想像する。



目の前にあなたがいてお互い想い合っていてもその人の全てを知ることは出来ない。


人にはそれぞれ色んな顔があってわたしの見たことのない顔をあなたは沢山持っているのだろう。


わたしは、その全てに関われる訳ではないからわたしの知らないあなたがいるはず。

そんなことは当たり前であなたに限らずわたしにだってそれはあるはずだけれど…。



目の前いるあなたが違う誰かに見える。




あなたには恋とは完全に切り離された場所がある。



あなたはそこで生きている。



わたしが生きている世界が、あなたとの恋に支配された狭い世界がちっぽけで空虚なものに感じてしまう。



あなたの話を聴きながらはわたしの心は何故だか遠くなって行く。




わたしの心はあなたとの距離をはっきりと感じ取ってしまった。