おはようございます😊
体調が今ひとつですが…
頑張ります
それではつづきをどうぞ
つづき⑳
三十日。
この日あなたはテニス仲間との忘年会。
朝、忘年会の場所を尋ねると、下北沢だと返信が届く。
お昼前、美容院へ向かう車の中から。
下北沢に向かう電車の中から連絡が来るかな?と期待して待っていたけれどそれはなかった。
気の置けない仲間との飲み会、きっとお酒も進むことだろう。
酔ってしまえば連絡はもらえない。
諦めて寝ていた夜中の零時半、あなたからの着信が来ていた。
「おやすみ。明日色々話すね。」
翌朝目覚め、メッセージを開いたわたしは、
色々?
昨日の忘年会のこと?
あるいは一月三日のこと?
と、気になり出す。
気になりながらも何となくそのことに触れたくなくて午前九時、一年の終わりの挨拶をあなたへ送った。
なかなか返信が来ない。
自分が明日、色々話すと言っていたくせに…。
イライラしながらスマホを確かめると既読すらついていない。
あなたは常々、スルーしてもいいからなるべく早く既読を付けてくれと言っている。
そうしないと生きているのか死んでいるのか分からなくて凄く心配になると(そう言いながらあなたの既読は直ぐに付かないことも多いけど)。
けれどその日は夕方になっても既読が付かない。
確か今日は予定はないはず。
寝ているのかな?
午後六時、さすがに心配になりメッセージを送る。
午後七時、再び送信。
既読は付かない。
午後七時半、勇気を出して電話をかけてみる。
今まで一度も電話などしたことはなかったけれど。
出ない。
その後も三十分ごとに連絡を入れる。
不安が焦りに変わる。
本当に何かあったのかも知れない。
事故?
発作?
わたしは頭の中で最悪の事態を想定する。
あなたの様子を知るには自宅に電話をかけるしかない。
勿論、わたしがかけられる訳はないし、そもそも番号も知らない。
親友に頼むとしても、二人の関係を知らないのだから言い訳が必要になる。
それは何とかするとして、もし、本当にあなたに何かあってそこに駆けつけるとしたら…。
まずは家族に言い訳が必要だ。
暮れも押し迫った大晦日。
こんな時間にわざわざ出向くのは余程の間柄でなければ不自然だ。
そうなればいよいよ本当の覚悟がいる。
わたしは全てを棄てあなたの所に行くことを選べるのか?
目まぐるしく頭を回転させわたしは一つの結論を出す。
午前零時まで待って連絡が来なければその時は覚悟を決め、あなたの所へ行こう。