たくさんの方に見ていただいているようで感謝です😊
つづきをどうぞ
つづき⑰
長い長いキスの後、あなたの舌先が遠慮がちにわたしの唇をつついて来る。
小さく口を開けるわたし。
すかさず口の中をあなたの舌が動き回る。
耳元にあなたの吐息がかかる。
あなたの指先がわたしの胸の尖った部分を優しくなぞって行く。
服の上から下着をずらしその突起を小さな小さな円を描くよう撫でて行く。
わたしの身体は熱を帯び熱くなる。
身体の奥の泉が水を湛えて行く。
あなたの指先が下へ下へと下りて行き内腿に触れる。
欲望が身体を突き抜けて行く。
痺れるような快感で満たされた思考の中、僅かな警報音が鳴り出す。
「ホカロン、ホカロンを貼ったままだ。」
大切な時に邪魔者が入る。
わたしのちっぽけな自尊心だ。
欲望は時に全てを見なかった事にしてくれる筈。
このままあなたとここで抱き合いたい。
欲望と自尊心の狭間で揺れ動く心。
結局、わたしはちっぽけな自尊心に負け、熱を持ったあなたの手を自分の両手で包み込み引き離してしまう。
愚かなわたし。
潤んだ瞳でわたしを見つめるあなた。
わたしが手を握りしめたまま離さずいるとどこまでもスマートなあなたは諦め、一度強くわたしの手を握りしめてからそっと離しもう一度キスをする。
キスの後、年が明けた一月三日に逢う約束を残し帰って行った。
あなたが帰った後、わたしは辺りを歩き回り、一時間後、家の扉を開ける。