おはようございます😊

午前中は愛犬とまったり過ごします



それではつづきをどうぞ




                        つづき⑯




朝からエステに行って身体を磨き上げ下着まで変えて来たわたし。


「圭さんはわたしのことなんてもう好きじゃないんだ。」


こんな時でも羞恥心が邪魔をして素直に抱き合いたかったと言う事が出来ない。


「折角、久しぶりに逢えたのに…。」



涙が堰を切ったように流れ出す。



切ない顔をしてあなたはポケットからハンカチを取り出すとわたしの頬を伝う涙を拭う。


涙が後から後から流れ出す。


涙を拭いながら、


「もう泣かないで。」


とわたしを強く抱きしめる。



脱力するわたし。



わたしの心のトゲトゲしたものが少しずつ消えて行く。



わたしを優しい瞳で見つめたあなたは唇を寄せキスをする。


優しいキスの後、


「だからディナーなんて諦めてコンビニでお弁当を買えば良かったんだよ。」


と、少し不貞腐れたように言う。


それはつまり十一月のあの日と同じように惣菜を買い込んでそのままホテルに行けば良かったと言う事。


「だって、こんなに時間がないって思わなかったから。」


「時間がないって言ったじゃん。」


確かにあなたは何度も何度も時間がないと言っていた。


それはわたしが遅くならないよう気遣ってのことだと思っていたから、上手い言い訳の見つかった今日、そんな心配はいらないと思い込んでいた。



あなただって出来るだけ長くわたしと一緒にいたい筈だと。



前回のようにはっきりと伝えてくれていたら。


「じゃあ、笑ちゃんはディナーとコンビニ弁当とどっちが良かったの?」


「…コンビニ弁当。」



あなたは、クシャっと笑ってわたしを強く抱きしめキスをする。