おはようございます😊
今年の冬はやっぱり暖冬だったみたいですね
春に向かって段々暖かくなって行きますが今年の花粉は強烈とのこと
万全の対策をして乗り切りましょう
それではつづきをどうぞ
つづき⑮
信号で車が停まった時、覚悟を決め、
「今日はありがとう。楽しかった。ちょっと時間を潰して帰るからここで降りるね。帰りの道は大丈夫かな?」
いきなりの言葉に驚くあなた、
「時間を潰すってどこで?」
情けないわたしは独りでお茶を飲む事も出来ない。
それを知っているあなた。
「ちょっとブラブラして帰るから。」
仕方なく正直に答えると、
「ブラブラって?しかも雨も降っているこんな夜に笑ちゃんを独りに出来る訳ないでしょう。」
押し問答が続く。
結局、車を降りる事も出来ぬままいつもの場所に辿り着いてしまった。
ブレーキを踏んだまま顔を寄せてくるおざなりなあなたの態度がわたしを惨めにする。
わたしは顔を背け、
「圭さんはもう帰っていいよ。」
と、乱暴にドアを開け外へ出ようとする。
あなたはすかさずわたしの腕を取り、
「ドアを閉めて、兎に角落ち着いて。」
と言うと、シフトをパーキングに入れサイドブレーキを引く。
そうしてからわたしの頬を両手で包み込み自分の方へ向けさせる。
そうされただけで、わたしの心はもう、あなたを赦している。
「今日は楽しかったよね?楽しくなかった?さっきまで二人であんなに楽しく会話しながら食事をしたよね?なのにどうしてこんな風になるの?」
わたしの心はまた一つ萎んで行く。
あなたは何も分かっていない。
あなたの余裕がわたしを惨めにする。