おはようございます😊
人生って良くも悪くもタイミングと外的要因で劇的に変わるものだと痛感することがありました
それではつづきをどうぞ
つづき⑬
この日のディナーは予めお店から二時間の総入れ替えと言われていた。
デザートを食べ終わる頃にはその時間が迫って来ていた。
ふと、周りを見渡すと、所々先ほどとは違う顔ぶれが並んでいる。
「いつの間に?」けれど急かされるでもない。
きっと、この後の時間は予約が埋まらなかったのだろう。
そうなるとまだゆっくりしている事も出来るけれど、そうも行かない。
二人にはこの後、もっともっと大切な事があるのだから。
わたしはあなたに声を掛け化粧室へと向かう。
この後の準備のために。
化粧室に入りまずは歯を磨き口紅を引き直す。用を済ませお腹に貼ったホカロンに手を伸ばす。
折角のクリスマスに厚着をするのはやっぱり嫌でキラキラと光るビジューの付いたワンピースで来たわたし。
薄着で体調を崩しては元も子もないと苦肉の策でお腹にホカロンを貼って来た。
わたしを寒さから守ってくれたホカロンはまだ十分に温かい。
今ここで棄ててしまうのが何だか忍びなくて部屋に行った後、さり気なく取れば良いやと迷った末、そのままにしておく。
準備を整え席に戻ると会計を済ませたあなたがわたしを待っていた。
出口でお店の人にコートを着させてもらい二人で同じ傘に入り車へ向かう。
寒さとこの後の事で急いていたわたしは既に助手席側にいて、あなたはリモコンでキーを開けるとそのまま車へと乗り込んだ。
いつもあなたにお姫様の様に扱われていたわたしは大切なステップを省かれ凄くがっかりする。
そう言えばさっきも自分でドアを開けたなぁとぼんやり思う。
けれど、良いや。この後、あなたからいっぱいの愛情をもらえるんだから。