暖かいを通り越して部屋の中は暑いくらいです
完全に花粉が飛びそうです(いや、飛んでます)
それではつづきをどうぞ
つづき㊱
翌日からもあなたは、仕事の付き合い、飲み会、ゴルフコンペと忙しい。
約束の前日。
早い時間に届いたメッセージを期待と不安の入り混じった想いで開けると、
「一つ悪いお知らせです。明日の横浜デート無理みたい。仕事でトラブルがあって、出勤しないとならなくなったんだ。次の土日のどちらかは大丈夫だから。」
楽しみにしていた横浜デート。心も身体も明日に向けて準備していたわたし。
それでも翌週逢えると言われたことで何とか気持ちを立て直す。
「分かった。じゃあ、来週横浜に行く?」
「横浜もいいんだけど、行きたい山があるんだ。久しぶりに山ガールと言うことで考えておいてくれる?」
山はあなたとわたしを繋ぐ大切なもの。
運動、特に球技が苦手なわたしにとって、あなたと共有出来る唯一の趣味。
山ガール宣言を夫にしているわたしが朝から晩まで出掛けられる貴重なチャンス。
でも、約束の日は十二月始め、山には雪が降る季節。
しかもあなたが目指す山は、前回とは違い本格的な場所。
まだ一度しか山に登ったことのないわたしが行かれるか自信がない。もし、途中で何かあって歩けなくなればあなたに迷惑が掛かり失望させてしまうかも知れない。
でも、あなたのために頑張る姿を見せたくもある。
矛盾する気持ちの中で直ぐには決断出来ないわたし。
山へ行くとなると色々な準備も必要になる。
前回、必要なものは全てあなたが用意してくれた。
でも、今回はそうはいかない。
これから先、あなたと山へ行く機会が増えるようなら、いよいよ自分用に道具を揃えておかないと。
ただ、この頃のあなたはとても忙しくて急な予定が入ることも多い。
折角、張り切って準備しても結局行かれないなんてことになれば「何のために大金を出してまで準備したんだ」ともなりかねない。
山に必要な道具だって一緒に買いに行こうと随分前から約束しているのに、未だに実現出来ていない。
わたしは独りで、何の知識もないまま道具を揃えなくてはならない。
なかなか決断出来ないわたしに、「気が進まないなら山は諦める」と言うあなた。
本当にどうすればいいのだろう。