日差しがなくて寒いですね。

お籠りでアップして行きます。









                    つづき㉒


次の約束は十八日後。



その間もわたしが満足行く形ではないもののあなたとの会話は続いて行く。



                       


約束の二日前、

「ちょっと悪いお知らせ。約束の日曜日、逢えないかも。入院している義母の具合が余り良くなくて、土日とも出掛けるのが難しいかも。土曜日は接待ゴルフだからキャンセル出来なくて。」




この約束自体お義母さんの入院で一週間延期になっている。



複雑な心境のわたしに、

「こう言うことは、夫婦の問題とは切り離して考えないといけないと思うんだ。」



あなたのそう言う優しさが好きでもありわたしを哀しくもさせる。



段々と逢えるまでの間隔が延びて来ている。



それだけでも辛く哀しいのにそれすら叶わなくなるかも知れない。



「仕方のないことだって分かる。でも哀しい。」







翌朝、あなたは予定通り接待ゴルフへ出掛ける。明日のことにはお互い触れずに二人は会話をする。





あなたに逢えなくなった週末を寂しく過ごすわたしの元へ夜遅くメッセージが届く。





「もう随分前に帰って来たよ。病院にお見舞いに行って来たから明日大丈夫になったよ。」



鉛のように重くなった心が溶けて行く。



「ありがとう。嬉しい。」



嬉しい気持ちと裏腹、急に決まった予定に夫から非難の声。



「急に出掛けるなんて言ったから珍しくもめちゃった。」


「えっ、大丈夫?」


「普段は前もって予定を伝えておくんだけど、今回はギリギリに決まったから。」


「俺だけが勝手に逢う気でいたのかなぁ?」


「そんなことないよ。わたしはいつだって圭さんに逢いたいんだから。」



忙しくなったあなたとの約束は先が読めず延期になることもある。



そうなると、必然的に夫にギリギリまで予定を告げられない。



今まで、ほとんど外に出ず家にいたわたしがこんな風に突然予定を決め、出掛けて行くことに夫の疑念は膨らんで行く。




わたしはあなたに逢うことに拘っていた。




捕らわれていたとも言えるのかも知れない。




あなたに逢える可能性を何一つ失いたくなかった。