またまたつづきをどうぞ😊





                     つづき⑲



家へ向かう車の中。



あなたとお酒に酔うわたしを見て、

「酔っている笑ちゃんの告白タイム。今までの人生であった、人に言えない秘密を教えて。」


と、いきなりの質問を投げかけてくる。



思い悩んだ末、浮気性の彼と付き合った時、心のバランスを保つために敢えて、好きでもない男の人と関係を持ったことを告白する。



自分で発した言葉に戸惑いながらあなたに質問を返す。


「今まで浮気をしたことはある?あるとしたら何回?」


「あるよ。三回かな?」


「直近はいつ?」


「三、四年前かな?」



やや誇らし気な顔で言うあなたの言葉に傷つくわたし。




結婚後、あなたが好きになったのはわたしだけ。そんな有りもしないと分かり切ったことを望んでいたわたし。



わたしは無意識に潜在的にあった不安を嘘でもいいから拭い去って欲しかったのかも知れない。




あなたの特別な存在になりたかったわたし。

いつまで経ってもなれないわたし。





ついさっきまでそこにあった幸せが揺らぎ始めていた。





そして、この会話をきっかけに愛で守られていたふたりの世界に小さな歪みが生まれ、ジワジワと不安や猜疑が入り込んでわたしを苦しめて行くことになる。