おはようございます😊

つづきをどうぞ。






                 つづき⑮




次に逢えるまでの十日間、わたしは愛の余韻に包まれながら日々を過ごして行く。




「今度は逢えるまで長いね。我慢出来るかな?」


「今、飲んで帰るところ。ちょっとお酒の力を借りて言うと、次に逢えるまで待てないからその前に三十分だけでもいいから逢いに行っちゃダメかな?」


「逢いたいんだ。顔を見るだけでいいから」




あなた愛の言葉にわたしの心は浸食されて行く。




明け方近くわたしは、


「今のわたしの気持ち、ミスチルの常套句」


とメッセージを送る。



翌朝、


「君に会いたい、君に会いたい~。俺、ミスチル大好き。今の俺の気持ちは365日だよ。昨日は困らせること言ってごめんね。次に逢えるまで頑張って我慢するよ。」




きちんと自分を立て直しているあなたに少しだけがっかりするわたし。




「今度はどこに行く?」




また甘い言葉が囁かれるのを期待する。




「今まで生きて来た中で、楽しかった場所、行ってみたい場所、全部笑ちゃんと行きたいな。」




激しさのないその言葉に少しだけがっかりしながらもあなたの言葉はわたしの心をジワジワと浸食して行く。




「次の連休はちょっと遠出してお泊りしちゃう?」




喜びと戸惑いの狭間で無言になるわたし。




「でなきゃ、山に行こうか?」



山登りなどしたことのないわたしが不安になると、


「何があっても大丈夫。ずっと一緒だから。」



あなたと一緒ならどんなことでも出来る気がする。



ゴルフだって、あなたが傍にいてくれたから最後まで諦めずに出来たのでだから。




あなたの愛がわたしに勇気をくれる。




結局、泊まりがけで出掛ける話はいつの間にか立ち消えとなり、初心者のわたしでも登れそうな山へ出掛けることが決まった。