おはようございます😊

今日もつづきをどうぞ。






                         つづき⑬


部屋に入ったふたりは、もつれるようにお互いの服を脱がせ合う。



シャワーを浴びることさえ許されず貪るようにわたしを求めるあなた。




壊れるくらい愛して欲しい。




わたしの身体から溢れ出す水を全て飲み干して欲しい。




焦らすように進むあなたの唇。




しがみついていなければどこまでも、どこまでも堕ちて行く。




あなたの唇から零れるわたしの愛の水。




止めどなく溢れるその水があなたとわたしを包む。




愛の水に導かれ進み行くあなたの一部がわたしを貫く。





いっそこのまま命が尽きてしまえばいいとさえ想う。




昂ぶる想いであなたを求めるわたし。




今度はあなたを溶かしたい。




わたしの唇であなたの熱くなったそれを包み込む。




甘えるように、縋るようにあなたの口から零れる叫びがわたしを更なる快感へと導く。




耐え切れないあなたを制してわたしは愛し続ける。



熱を持ったあなたのそれはわたしの唇が奏でるリズムに呼応する。




強く大きな存在として。




ドクドクと波打つもう一人のあなた。




口いっぱいにあなたの愛を受け止める。




潤んだ瞳でわたしを見つめるあなた。




わたしは、あなたの前ではこんなにも大胆で嫌らしい。




なんて愚かで愛おしい現実。




わたしは愛と性に支配されている。




狂おしくも馬鹿馬鹿しい現実がわたしに下りて来た。