お久しぶりなのです。ここのところ思うところが多すぎて何から書こうか迷っていました。絵描きだった父を亡くして10年、父の絵の展覧会が開催される事になりました。父が生前絵を何枚か寄贈していた美術館にて展示していただける事になりました。わたしは幼い頃は油絵の具の臭いを嗅ぎながら、たまに兄と騒ぐとこっぴどく叱られながら育ちました。わたしが小学生の頃、5坪(10畳)ほどの庭に父のアトリエとその二階に兄とわたしの部屋が建ちました。自室が出来たのは嬉しかったのですが、庭を失ったのは淋しかったです。庭にはキンモクセイや梅などの樹木があったり、その年々で草花を育てたりした思い出がありました。また父が鉄棒や池を作ってくれました。わたしは絵を描くのも好き、音楽も園芸も好きでした。今はすべてが中途半端になっていると思いますが。


近所に多肉植物と土筆が共存していたり、皮が赤いじゃがいもが育ててと言っているかのようだったり、ゼラニウムやルッコラの花が咲いたり、シェフレラが凍傷(?)から復活していたり、色んな思いが駆け巡る春でした。