熊本地震の本震は真夜中であったため、朝方少し明るくなってから避難した人も結構いました。

まずは、私の話をしましょう。
避難場所には、いくつもの選択肢があります。自宅の庭やガレージ、親類の家、避難所に指定されている場所、学校や公共の施設等などです。
また、色々な条件もあります。家や職場、学校からの距離。赤ちゃんや高齢者、ペットがいたりもします。では、なにを一番重要視して選べば良いのでしょう?


実際・・・一番の決め手は、広くて安全そして人がたくさんいる安心出来る場所でした。被災すると、なによりも恐怖心が大きくなります。ですから本能的な場所選びになってしまいます。そこで私は、広くて安全な「グランメッセ熊本」を避難場所に選んだ訳です。

しかし・・・指定された避難所ではなかったため、備蓄された食料も水や毛布もありませんでした。その日配られた食料は、夕方にキュウリ二人に一本でした。ただグランメッセ熊本の避難者は、県内一番の人数でした。この事からも私と同じような心理で、この場所を選んだ人が多かったことがわかりす。

その結果として、県内一の避難者の多さに最重要避難所として県が対応をしてくれることになりました。避難場所は選ぶのではなく、その人たどり着いた安心出来る場所というのが正解なのかもしれません。




駐車場で車中泊をしながら、昼間は緑地帯に張ったタープなどでエコノミー症候群にならないよう生活しました。テントには、家から持ち出すことの出来た荷物を入れて、車中をなるべく広いスペースにしていました。