~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
三、犀の角
三十九、 林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて
欲するところに赴くように、
聡明な人は独立自由をめざして、
犀の角のようにただ独り歩め。
四十、 仲間の中におれば、休むにも、立つにも、行くにも、
旅するにも、つねにひとに呼びかけられる。
他人に従属しない独立自由をめざして、
犀の角のようにただ独り歩め。
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~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
三、犀の角
三十七、 朋友、親友に憐れみをかけ、心がほだされると、
おのが利を失う。
親しみにはこの恐れのあることを観察して、
犀の角のようにただ独り歩め。
三十八、 子や妻に対すつ愛著(あいじゃく)は、
たしかに枝の広く茂った竹が互いに
相絡むようなものである。
筍が他のものにまつわりつくことのないように、
犀の角のようにただ独り歩め。
~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
三、犀の角
三十五、 あらゆる生きものにたいして暴力を加えることなく、
あらゆる生きもののいずれをも悩ますことなく、
また子を欲することなかれ。
況(いわ)んや朋友をや。
犀の角のようにただ独り歩め。
三十六、 交わりをしたならば愛情が生ずる
愛情にしたがってこの苦しみが起こる。
愛情から禍いの生ずることを観察して、
犀の角のようにただ独り歩め。
~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
二、ダニヤ
三十三、 悪魔パーピマンがいった、
「子のある者は子について喜び、
また牛のある者は牛について喜ぶ。
人間の執着するもとのものは喜びである。
執着するもののない人は、実に喜ぶことはない。」
三十四、 師は答えた、
「子のある者は子について憂い、
また牛のある者は牛について憂う。
実に人間の憂いは執着するもとのものである。
執着するもとのもののない人は、憂うることがない。」
~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
二、ダニヤ
三十、 忽ちに大雲が現れて、雨を降らし、低地と丘とをみたした。
神が雨を降らすのを聞いて、ダニヤは次のことを語った。
三十一、「われらは尊き師にお目にかかりましたが、
われらの得たところは実に大きいのです。
眼ある方よ。
われらはあなたに帰依いたします。
あなたはわれらの師となってください。
大いなる聖者よ。
三十二、妻もわたしもともに従順であります。
幸せな人(ブッダ)のもとで清らかな修行を行いましょう。
生死の彼岸に達して、苦しみを滅ぼしましょう。」
~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
二、ダニヤ
二十八、 牛飼いダニヤがいった、
「牛を繋ぐ杭は、しっかり打ち込まれていて揺るがない。
ムンジャ草でつくった新しい縄はよくなわれている。
仔牛もこれを断つことはできないであろう。
神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」
二十九、 師は答えた、
「牡牛のように結縛(むすびいましめ)を断ち、
くさい臭いのする蔓草(つるくさ)を象のように踏みにじり、
わたくしはもはや母胎に入ることはないであろう。
神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」
~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
二、ダニヤ
二十六、 牛飼いダニヤがいった、
「未だ馴らされていない牛もいるし、乳を飲む仔牛もいる。
孕んだ牝牛もいるし、交尾を欲する牝牛もいる。
牝牛どもの主である牡牛もいる。
神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」
二十七、 師は答えた、
「未だ馴らされていない牛もいないし、
乳を飲む仔牛もいない。
孕んだ牝牛もいないし、交尾を欲する牝牛もいない。
牝牛どもの主である牡牛もここにはいない。
神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」
~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
二、ダニヤ
二十四、牛飼いダニヤがいった、
「わたしは自活しみずから養うものである。
わが子らはみなともに住んで健やかである。
かれらにいかなる悪のあるのをも聞いたことはない。
神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」
二十五、師は答えた、
「わたくしは何びとの傭(やと)い人でもない。
みずから得たものによって全世界を歩む。
他人に傭われる必要はない。
神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」
~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
二、ダニヤ
二十二、 牛飼いダニヤがいった、
「わが牧婦(=妻)は従順であり、貪ることがない。
久しくともに住んできたが、わが意(こころ)に適っている。
かの女にいかなる悪のあるのをも聞いたことがない。
神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」
二十三、師は答えた、
「わが心は従順であり、解脱している。
永いあいだ修養したので、よくととのえられている。
わたくしにはいかなる悪も存在しない。
神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」









