ラブホテルOB | 廃墟WonderAround

ラブホテルOB

           ラブホテルOB

 

奈良県にあるラブホテルの廃墟です。コテージタイプの昔ながらのタイプのラブホテルで、現在ではそういったタイプのラブホテルはかなり少なくなってきています。

 

当時この物件のある付近は数件のラブホテルが立ち並ぶいわゆるラブホ街でした。しかし時代の変化により周りのホテルも廃業。この物件はラブホテルでもチェーン店で同名のホテルが今でもたくさん存在しておりますが、そういった大きなグループのホテルでも時代の流れには逆らえなかったようです。

近年は廃墟の土地活用として一部を太陽光発電にしているところがありますが、ここも例外では無く、太陽光パネルの設置の為にいくつか建造物が解体されました。

しかし奥へ行くとまだ少数ですが宿泊棟が残されています。今回はそちらを探索いたします。

探索した順番に掲載しておりますので部屋番など前後してしまいますがご了承ください。一番奥まで歩き、奥の建物より探索します。

手前の太陽光パネル部分は整地されていたのですが、奥の建物が残されている部分は手つかずでこのようにドアも全開。それでは失礼します。

この部屋は208号室でした。

入口にはオシャレな照明が付いています。

室内は真っ暗。

内部はそのまま物が残っており、当時の面影を十分に残していました。

べッドはこの状態。

テーブルの上にも色々物が残っています。

冷蔵庫のドリンク代は申告して部屋代に加算されるシステムでした。

当時は車で各宿泊棟まで行けるようになっており、きちんと舗装されていたはずなのですが今はこの状態。

次は207号室です。

本来ならガレージに車を入れそのまま客室へ。

内部へ。先ほどよりこちらの部屋はかなり状態がよく残っていますね。

ベッドスペース。エアコンは外されてしまっていました。

浴場。タイルが素敵で時代を感じます。

料金形態はこちら。

次は206号室へ。しかし残念ながら開いていない部屋もあり、こちらは断念。

次の205号室。

凄い形相のトラが出迎えてくれましたがこちらも開いておりませんでした。

次は三角屋根の目立つ203号室へ。

部屋の表示プレートは木々に日差しを遮られるせいか、どの部屋も綺麗な気がしますね。204号室は4が不吉な文字に当たる為存在しておりません。

当然、18歳未満の利用は禁止です。

こちらの部屋も状態がかなり良く残っていました。

木造で古さは感じますが、比較的最近までやっていたのではないでしょうか。

とはいえアナログテレビの時代までですが。

ベッドです。

トイレ。今の時代こういったホテルで和式トイレはきついでしょうね。

浴槽は派手な黄金色。そしてピンクの内装。

また斜面を下り次の部屋へ。

次の建物は三角屋根の203号室より古びて見えます。現役時老朽化した建物はいくつか建て直しているのかもしれませんね。

202号室です。

扉が豪快に破壊されておりました。

部屋内部はとても暗いですが畳張りで座椅子のある和室でした。

色々物がごちゃごちゃあるせいか生活感のある、家の部屋のような雰囲気もあります。

内装も凝っており、結構内装に金がかかっている部屋だと思います。

ベッド。

そうか、謎に生活感を感じる理由はテーブルのアクセントになっているクレ5-56の缶のせいか・・・。いや、絶対普通の一般家庭のテーブルに5-56は載ってないわ。

浴室です。

浴室からは和の裸婦画が浮かび上がるガラス越しにベッドルームを覗ける仕様。このガラス、たまにこの手のラブホテルのガラスに使用されておりますが、今となってはとても価値のある希少なものだと思います。

それでは最後の部屋へ。201号室です。

車庫にはいろいろなものが放り込まれていました。

室内へ。このホテルは部屋ごとにコンセプトがあるのか内装が異なっていて楽しめますね。

ベッド前にはこのような柵がありました。

ベッドです。

こちらの浴室も黄金の浴槽。ラブホテルらしく扉のガラスもスケスケ。

先ほど歩いてきた道を見上げるとこんな感じで気が鬱蒼と茂り、セミの声がやかましく鳴り響いておりました。

まだ一つ、木々に埋もれる建物がありました。

内部は和室になっており、かなり荒れていて使われていなかった印象です。

破れ去った障子。足元がやばそうでしたので奥まで入っていませんが、ここも倉庫のようになっていますが元々客室だったようです。

ガレージが付いているのがその証拠でしょうね。

現在はこの有様で、手前側には面影がありません。しかし200番台から始まっている建物がありましたので最後の和室は100番台の部屋の残りで、同じ数近い100番台の部屋が手前にもあったのが全て太陽光パネル建設の為に取り壊されてしまったのかなと思いました。

この物件は航空地図で偶然見つけましたので、もう少しこの物件の存在を早く気付いていればもう少しボリュームのある記事にできたかもしれません。しかしこういう結果も探索の醍醐味でもありますから仕方ありませんね。

 

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