クラシック音楽の好事家の方々に悲報がありました。

『レコード芸術』が休刊になるとの一報を目にしました。


もう、いつから購入止めたかしらん。

昔ほどがっついていませんし、当たり前に購入していた時分が懐かしいですが、雑誌という紙媒体の情報ツールを利用することが今や皆無、殆ど本の類は滅多に買わない、読まない(筆者が学ばない阿呆だということです)毎日でレコ芸の休刊とは……と寂しい気持ちを抱きました。


レコ芸を購入しなくても、Amazonにしかりタワーレコードのモバイルしかりでリスナーのレビューがありますし、Googleでも専門、マニアックなサイトがあったりYouTubeでは徳岡直樹先生のように本当に充実した番組があり、楽界の一挙手一投足を知るには月刊音楽祭があったりして申し訳ございませんが筆者に必要性が感じられなくなった、という具合でございます。


ただ、なんらかの特集は組まれそれが魅力的、興味をそそられる内容だったりする(本屋さんにすら行かない、Amazonでも検索しないので全く表紙すらこの数年は見ていなかったです)ので改めて音楽の、演奏家の素晴らしさを味わうことができました。


発刊時代近くのからご活躍された圧倒的な影響をもった評論家の先生たちが鬼籍に入られて…………CDで聞いて、評論を読んで、CDの説明を読んで、ラジオで複数演奏を聞いて、という一連の作業がもう一度で簡単に終わる時代になった、YouTubeでたくさんの演奏家のそれこそ非公式な分でさえ聞けて、Googleで簡単に検索してはそれについての詳細な内容を知ることができる……。有象無象の好事家の論評が1度にたくさん閲覧できる……。


受容する期間が1ヶ月くらいなりそうな事案が手間暇が圧倒的にスピードが違いすぎて、『レコード芸術』が必要なのかと。


レコ芸がなかったら、偏った嗜好になり知らない世界を知ることができなくなる、受容が狭くなるというデメリットを個人的には考えています。


役目を終えたが、次の紙媒体からの次のデジタルの世界に場所を移行して、それこそ月刊音楽祭のようなサイトを持つべきではないかと。