遠州浜松か……江戸からは遠いのう……。東海道を電車で揺られてどれだけかかるであろうや。




何と江戸よりも三重が浜松に近いか……感慨深いのう……。時間があれば青春の地、四日市にも行けるということか……。


おお、左様、左様浜松六万石と申せば、老中、水野越前がかつて主であったのう……。



(この御仁は毒殺の噂があります。天保の改革はいささかやり過ぎだった、理想主義者の戯事のようなイメージがあります。

越前、そちが今居たらなんとする。令和の御世、政に関わりし者どもをやはり殆ど切腹か打首、火炙りにするであろうな……。)


さて、話は変わります。おかげさまで派遣会社に一応ご採用いただきました。
昨日夕方に志望して、1時間くらい経ってからお電話があって明日、面接しますと。

日付が変わって、今日リモート面接で説明を聞いて、幾つか説明を聞いて、簡単な質疑応答をして派遣勤務候補先を聞いてお仕舞い、という即決まった案件でした。

未だ他社の面接が控えていますから返事を控えましたが条件が良いので即答しても良さそうでしたが他社の面接も社会勉強がてら体験したいし、色々思案したいこともありますので控えた次第です。


派遣社員といいますと、分が悪い印象があるでしょうが、体力さえあれば定年まで勤務できるように保障できますしさらに派遣契約は半永年的に契約可能という好条件です。

給与も派遣元が搾り取るようなことはなくしっかりくれますし、逆に大手の工場勤務は直に志望してもなかなか採用が難しいような印象がございますから、上場企業の派遣元から大手に派遣された方が良い面もあります。

しかし、労働条件は社員さんたちとは違い、やや悪い条件下で勤務せねばならない場合が大概でしょう。かつてお世話になりし派遣会社が左様でした。

同じ業務をしながら夜間勤務手当や賞与は派遣元の支払いですからこれまた納得がいかない場合、面白くないという心情を必ず抱きます。社員さんとの差があり過ぎるくらいです。


しかし、今回運良く拾っていただいた会社はただ人間を派遣して給与の条件は各々の派遣先に合わせているようで、派遣元に得があるのだろうか……と思えるほどでした。

大手の自動車メーカーですから悪かろうはずがなく、嗚呼、こちらに昨年から勤務しとけば良かった……と思いましたが、色々条件が揃って知り得た求人ですから、今だから知ることができて志望できた、といって良いでしょう。

全部条件的に良いわけでなく、派遣先が藤沢、浜松、栃木でした。正直江戸からは遠いです。

藤沢はかろうじて江戸から通勤可能ですが、浜松、栃木は不可です。しかし、会社はただ(場合によっては1万円)で別にマンションが準備します、といっていました。引越し費用も浜松の場合は準備します、とのことでした。(素晴らしいです。)

このような夢のような派遣があるのでしょうか。


それで冒頭に浜松のことを書きました。
譜代大名の参勤交代……みたいな考えで、長期休暇でないと江戸には戻れない……ことが唯一ネックで思案しています。