ベルリオーズの「幻想交響曲」と申せば、モントゥーさん、ミュンシュさん、クリュイタンスさん、小澤征爾さん(良い悪いは別です)、プレートルさんあたりの名前がぽんと挙げられるでしょう。
その中でもああ、忘れてはいけない!! という推しの1枚がございます。
ポール・パレーさん指揮、デトロイト交響楽団盤です。
すみません、長らくマーキュリー・レーベルのCDのジャケットのデザインがあまり好きになれず横目で見ていただけでしたが以前ヤフーオークションでユニバーサルミュージックさんのハイブリッドSACDを聞いてその音の良さ、演奏の良さに開眼したのでございます。
上に貼り付けましたのは雑誌でも有名なステレオサウンド社が独自に発売されているCDです。
通常CDとシングルレイヤーSACDと贅沢な2枚組でお値段も相応といったところでしょうか。
以前からマーキュリー・レーベルさんの音質は定評がございまして驚異的で全体的なバランス、空間を意識させる響き方、リアルさなど本当に今なお驚異的だと思います。
他にもステレオサウンド社は幾つか発売しています。好事家の方々のマニア心をくすぶる銘盤を独自に発売しています。
一応下にURLを貼り付けておきます。興味のある方は是非ご覧くださいませ。クラシック以外にも様々なジャンルの銘盤をSACD化されて発売しています。
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何枚か購入いたしましたが、マスタリングの仕上がりはとてもよくシングルレイヤーのSACDで発売していますから音質はより良く再現されるのは当然ではないでしょうか。
通常CDも十分な音質だと個人は思います。
マーキュリー盤はもともとの高音質ですので更に音に磨きがかかったようでとてもではありませんが60
年代前後のレコーディングということが信じられないほどです。
他にはショルティさんの誉高いワーグナーの指輪、春の祭典(こちらは完売)、ケルテスさんの新世界(エソテリック盤より音は良いのでは?)、アンセルメさんのバレエ音楽集数点、ブリテンさんのモーツァルトの25、29番、メータさん、ロス・フィルのマーラーの3番などございます。
さて、ポール・パレーの「幻想交響曲」は躍り跳ね上がるかのような演奏でメリハリがあり第1楽章の展開部からの力強さ、雄弁さ、第2、第3楽章の甘美でとろけるような表現、怒涛、一気呵成に突進する第4楽章、フィナーレとライブではないにかも関わらず熱情に絆されたかのようで大変充実していて素晴らしいと思います。
再言いたしますがその音質も特筆すべきで明瞭に音が団子にならず耳に鮮やかに響きます。
色々良い条件が相まって個人はパレーさん、デトロイト響盤を第1にしたいと思っています。
クリュイタンスさんの来日ライブ盤、ミュンシュさんのボストン、パリの両盤、パリ管のオーケストラ披露のライブ盤などは特に好きです。