某高級オーディオメーカーさんが独自にかつての名盤をSACD化されて発売しております。
ごく僅かに生産、販売されるのみですからオークションでは原価格の2倍以上もの高値で出回っており、マスクどころの騒ぎではなく以前から甚だしいと感じております。
唖然といたします……。
個人はこれらの存在に気がつくのが遅く、購入しておりませんし、無理して欲しいとは全く思いません。
カーゾンさんのモーツァルトに関してはタワーさんのSACDで十分こと足りております。
一度変われば二度変わる 三度変われば四度変わる
淀の川瀬の水車 誰を待つやらクルクルと……
ものの始まりが1ならば 国の始まりは大和国 島の始まりは淡路島
音楽の始まりがバッハなら CDの始まりはヘルベルト・フォン・カラヤン先生ときたもんだ!
角は一流CD(シーデー)ショップのタワー、山野、新星堂さんでは決して、決して手には入らないCD
あっという間に生産終了、完売
今日は、不況のあおりで閉店したところから特別に集めて参りました……
………………
そのありがたいありがたいエソテリッ○さんのSACD、今日カラヤンの《カルメン》の1枚目を聞いてみましたがすみません、本当にありがたがるほどの音質ではないような気がしました。
明らかにいじった? と感じるような、素人ですからいいようのない違和感があり(それはチャイコフスキーの後期交響曲集でも感じました)、フィルハーモニーホールの音響、空間とオーケストラの音のバランスがちぐはぐで、実際ベルリンで聞いたわけではないので浅はかな感想かもしれませんが、耳に入ってくる音に関して疑問に感じました。
すみません、捻くれた考え方ですが本当にありがたがるほどの音質であり、かつての銘盤を新たに生まれ変わせたほどの音質でしょうか。
本家が発売しているSHM-CD、HQ-CDの音質、当然ながらシングルレイヤーのSACDの方が断然良いのではないだろうかと想像ながら思います。
(カルメンはシングルレイヤーSACD化はされておりません。)
それは、お前が安いオーディオかつBluetoothイヤホンで聞くから左様に感じるだけだ、と批判されるかもしれません。
えてしてエ○テリックさんのSACDは音が細く柔らか過ぎるかのようなところがあり、これがオリジナル? と思う時がございます。
全ての仕事を批判するわけではございませんし、ユニバーサルミュージックさんやワーナーミュージックさん、タワーレコードさんがSACD化されていない銘盤をSACD化されて世に問われる姿勢は好事家からすればありがたいと思う部分もあり恩恵をいただいています。
ケンペさんのベートーヴェン全集もかつて輸入盤と比して音が細いような感じがしましたし、特別によくなったという印象は抱きませんでした。
こちらはまだ購入しておりませんがタワーさんが独自のSACD。新譜です。
音質が良いとレビューされています。こちらは期待出来そうです。
殿様商売……自己満足……とまではいいませんが、好事家、マニアとマスタリングされるプロとの感性の隔たり……。
耳に入ってくる音ばかりに気を取られて空間とのバランス、オーケストラ各々の楽器との距離感にまで気を遣っていないように感じるのは恐らく手前だけではないと思います。