来年はベートーヴェン生誕250年のアニバーサリーイヤーですが、全てを全て聞いたわけではございませんので、まだまだ聞くべき作品は山のようにありますがこと交響曲に至っては、耳に脳内に染みつくように、あるいは脳内で再生できようになるまで一応聞いてはおりますが、マニアの方々すればまだまだ浅いところにいるのだと思います。
では、どなたの全集が優れしか。あるいは好ましいか。
ということが話題として書いてよいでしょうが、時折取り上げていることで、先ず気にしない日はないくらい意識しますから、今さら感は拭えません。
しかしながら、どなたの演奏が好みか、という議論は延々と展開されていきますし、個人個人のベートーヴェンの受容の問題、感性の問題になります。
楽譜が読めれば、なおベートーヴェンと直接対話できるようなことになりますから尚よろしいでしょう。
本来なら左様楽譜を読める素養があれば、必ず世界は広がって視えるでしょうが、そこまでの気力はございません。
少し……ただ、今個人の場合は無駄にCDを購入して聞き込まないという不遜な態度を示しております。
最近、音に敏感になってしまい、音楽を以前は激しく渇望するような気持ちは皆無になりましたので、耳栓を長くしている方が長い……といったありさまです……。
逆に申し上げますと耳栓がなくては支障を来すくらい、音に敏感になりました。1人で居るから余計でしょうか。
その静かさを好む生活の中で、どこかしら冷めた中で迎えるベートーヴェンのアニバーサリーイヤー……。
楽界自体に輝かしいスターがいないから、という傲慢な理由からではなく、どことなく楽しめない手前の心中があり、上の空のようでもあります。