片岡千惠藏御大、ご存知でしょうか。個人的には大好きな時代劇大スターの1人ですが、遠山の金さんの判官シリーズと加藤剛さんの大岡越前のご父君 大岡忠髙役が印象に残っています。
頑固で気が短いですが、温厚でヤットーも強くて真っ直ぐで人懐っこい柳原の御前様が大好きです。
貴重な第1部のオープニングです。時代劇専門チャンネルで初めて見た時は感激しました。
大岡越前の再放送でご出演されると、お話が盛り上がりますから嬉しかったです。
片岡千惠藏御大といえば個人的にはなんといっても、遠山の金さんの判官シリーズに圧倒されました。
おぅ、ヨォック見ろい!!! てめぇたちゃ、三尺高い木の上でぃ!!!
という啖呵は切っておられませんが、重厚な本当の最後の江戸っ子を見るような気持ちで憧れました。
遠山の金さんの判官シリーズでも特に3作品は見応えがあって気に入っています。
大川橋蔵さんの格好良さも際立ったはやぶさ奉行。学生の頃、VHSのレンタルで拝見しました。この頃の時代劇は輝かしくていいと思いながら拝見しました。
それから幾星霜(という程年月は流れていません。せいぜい20年くらいです)、リマスターの技術が進んで美しい映像で愉しめます。
以前少しだけ触れましたが、鶴田浩二さんを知るきっかけになったさくら判官。
御大の金さんを初めて観た判官シリーズでした。最後の啖呵を切る場面が勢いがあって好きです。
余談ですが最近のお白州(裁判)のお裁きをニュースで拝見しますと、法律がどうたら 人権がどうたら、正直まどろっこしい感じがして善も悪も正義もないような感じして納得がいきません。
オウム真理教関係で整形して逃げ回った人間が無罪とか、悪質な煽り運転で死刑にならないとか、お身内が偉い方だからホテル内の駐車場で人を轢き殺してもお構い無しとか……。
あからさまに書きますが法律なんて有って無いようなものでしょう。所詮建前でしかないのです。
ですから時代劇の世界が見ていて気持ちが良いのです。遠山様、大岡様、長谷川様たちが正しく納得できるようにお裁きされるからです。
すみません、お話が逸れました。
今はテレビが無い生活で生きていますから時代劇そのものには触れませんが、書いていて懐かしい気持ちになります。
多種多様な役を演じて興味深い映画でしたが時代劇が1番だと思いました。
スーツではなく、着流しや紋服裃。
ハットではなく、陣笠や烏帽子。
拳銃ではなく、大小。
車ではなく馬や大名駕籠
だと思います。
これからも片岡千惠藏さんを思慕したいと思います。