3月14日はホワイトデー、否、まったく関係がなく旧暦でしょうがなんといっても浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷におよんだ日です。

以前にも書きましたがなにがあったのでしょう。時代劇で描かれる嫌がらせが本当にあったのか、いわゆる袖の下の強要を拒否したばかりに、吉良上野介のあたりが厳しくなったのか……。

柳澤出羽守と通じていて外様大名をいじめて楽しんでいたのか。

とかく今日まで評判が芳しくない吉良上野介です。性格は、丁寧でお育ちはよいものの、腹黒い……といった感じでしょうか。なんとなく。


個人の性格は控えめでコミュニケーションも最低限しかしない人間ですから時折爆発したいような異様な気持ちが昔はありまして、よく松の廊下の一面を見ては浅野内匠頭に同情したものです。私も何かあれば刀に手をかけたであろうと。

この間の遺恨、覚えたるか‼︎ 

と叫んで数度斬りつけたそうです……。松の廊下はテレビで見るような明るい場所にあったお廊下ではなく、暗い場所にあったそうで、暗鬱とした雰囲気に支配されたのかもしれません。場所から受ける気持ちは案外ばかにできません。

理性を失うほどの出来事はなんだったのでしょうか。それとも浅野内匠頭の我慢が足りなかったのでしょうか。 

時代劇の黄金期は大体吉良上野介役は月形龍之介さんか進藤英太郎さんが担当されていますね。
憎たらしい嫌みのある感じかご両人とも上手でした。


こちらは、ドリフターズのコントです。長裃を履いているとやるだろうなぁ、と思うことをしていますね。

いかりやさんのことを出すのもお約束で面白いです。

話しは変わりますがある世代の方には懐かしい大河ドラマ「赤穂浪士」のオープニングです。芥川也寸志さんの曲ですが雪がたくさん降っていて真っ白になった江戸の町を赤穂浪士が本所松坂町の吉良邸目指して粛々と足早に歩いている描写でしょうか。すばらしい音楽だと思います。


こちらの大河ドラマは拝見したことはありませんが豪華な出演者ですね。それに出演者などを書いている字、行書が見事です。上手だと思います。

芥川也寸志さんといえば、《ことりのうた》を作曲されています。作曲 芥川也寸志とありテレビで見て驚きました。こんなかわいらしい童謡を作曲されていたのですね。

当家も雀がいますから「チーちゃん(チュン子が本名)テーマ曲だよ」といって笑っています。


芥川也寸志さんは著作もご父君ゆずりで著作も多く書かれています。これからの課題として読むのを楽しみにしています。

それに昔のN響アワーではパーソナリティをご担当されていてある世代の方には身近にいらっしゃった作曲家だったのではないでしょうか。

余談ですが若いころの指揮者ゲルギエフさんを芥川也寸志さんはかわいがっていたそうです。先見の明です。