こんにちは👋😃
糖質制限マイスターの
和田です(^0_0^)😊
これから話す事は宮崎であった実話です。
この日は夕方からしとしとと細かい雨が降
り始めました。
青年はバイクを実家へと走らせていました。
「クソ、雨が降ってきやがった」そう呟く
と少しスピードを緩めながら山道へと入り
ました。

そう、この日は8月13日
昨年亡くなったお婆ちゃんの迎え火を焚き
たく、実家のある山奥へ急いでいた……
お婆ちゃん子であった彼は是非自分も迎え
火に参加したかったのです。
そうこうしているうちに山道はすっかり暗くなりさっきまで泣いていたヒグラシの音もなくなりました。
彼は曲がりくねった山道のカーブをなれた感じで走って行きました。
その時です。彼のヘッドライトが家路を急ぐ老人を照らし出した。
腰の曲がったおばあさんが農作業の後だろうか、モンペ姿で野菜を持って暗い山道を急いでいた。
この辺りは山道が続くだけで辺りに民家はない。
彼の目指す実家の辺りしか民家はないのだ。
「ばぁちゃん、家はどこね?」人の好い彼はおばあさんに声をかけた。
亡くなった自分のばあちゃんに似ていたのであろうか?
「婆ちゃん後ろに乗りない、送って行っちゃるが!」
そういって彼はおばあさんを後部座席に乗せバイクを走らせた。
やがて道が進むにつれ彼は近づくはずの実家になかなかたどり着かない事に気づき少しスピードを上げた。
すると後ろのお婆ちゃんの手が彼の首の辺りに巻きつき始めた!
「ばあちゃん!危ないから腰を掴んで!」青年が言うとおばあさんの手はさらに強くなり「お爺~~」と連呼し始めた。
「爺ちゃんを呼び始めた!」
不意に彼がバイクのマフラー辺りをみると
おばあさんの足がないことに気付いた!
「ヤバイ!この婆ちゃんひょっとしたら……」
まだまだ山道は続く、彼は更にスピードをあげる。
婆ちゃんの手はさらに強く彼の首を絞め続けた。
彼は段々気が遠くなり「もうだめだ!」と思った時ようやく集落についた。
バックミラーで確認した彼の首には手形がくっきり残っていた。
ふと見ると婆ちゃんはバイクの荷台に正座していた。
足がないわけだ
婆ちゃんは一言「あんげ飛ばすとおじいが!」
(おじい➡こわい 宮崎弁です)
好青年がおばあちゃんをバイクで送った
いい話でした
今日は糖質制限関係なしの
夏スペシャルでした。