「それも想定済みだがな…後は奴らがどう出るか…成り行き次第だ」

龍平の物言いに再度頷く全員

「各自 所定の持ち場に戻ってくれ」

一同は個々に散らばって行った



某所

「…という事でどうやら偽物をつかまされた…と」

「ふ~ん 案外やるね…で…怪盗たちはどうしてるの?」

男はテーブルに置かれたコーヒーを一口飲むと傍にいた部下らしき男に聞いた

「指示を待って待機しております」

「じゃ 撤退させて…もちろん 偽物は破棄した上で…
こちらの新たな指示を待て…と伝えて」
「わかりました ジェイ」

部下らしき男が頭を下げて部屋から出て行くと
ジェイは指を鳴らした

違う男が部屋に入って来ると頭を下げた

「アラン シムを見張れ くれぐれも気づかれないように…ね」
「承知しました」

「起きた事は逐一僕に報告を…後は任せる」
アランが頭を下げ部屋から退出すると

「なかなか面白いゲームになりそうだね…退屈しないで済む」
そう言ってクスクス笑った



日が変わり
深夜2時を少し回った頃

イベントが行われていた高級ホテルの屋上に数人の黒ずくめの一団が現れたかと思うとホテルの中に消えていった