アメリカ製のユニークな柱時計、
OG CLOCK が入荷いたしました。
早、10年近くご無沙汰だったでしょうか・・・
全長約70センチ、横幅40センチと
大きめサイズのこの時計、
なぜ OG CLOCK と呼ばれるのかといいますと、
ケース枠にとりいれられた形状から来ているようです。
OGEE が省略形になったようで、
OGEEの意味は、
「 Sのような形をした曲線・・ 」
「 反対方向に曲がる2つの弧から構成・・」
とあります。
写真では、おわかりにくいかもしれませんが、
扉の周りから、外枠にかけて
まさにそうなっています。
1800年代中期から後期、
アメリカモデルとしては、かなり初期型のタイプで、
創業期に、各メーカーが、こぞって販売していたようです。
動力は、なんと分銅引。
「 この時計のどこが分銅引? 」
と言いたくなりますが、
その仕組みは、大変ユニークです。
ケース内の一番外側に、
分銅の上下するスペースが作ってあり、
この狭いスペース内を30時間で降りてきます。
なので、 30 HOURS の名称も。
機械は、一見、
のちに発売される柱時計とほぼ同じなのですが、
動力だけが、ゼンマイの開発以前の仕組み、
上部や、内部に滑車が組み込まれ、
分銅を滑らかに動かしています。
ネジ穴には、糸巻をさしこんで、
下まで降りた分銅を巻き上げます。
ビエンナ(現オーストリア)や
ドイツ型に比べると、華麗さ、荘厳さはありませんが、
仕組みや形状は、大変面白いですね。
扉のガラス絵は、大きくて迫力があります。
リバースペイントと呼ばれる、きれいなガラス絵、
各社、色とりどりの、数種に及ぶガラス絵で発売していました。
ケースは、ローズウッドの薄皮張り仕上げ。
曲線の部分の皮張りは、大変苦労したことでしょう・・・・・
商品ラベルには、工場のイラストまで描いてあり
迫力も、そしてかっこいいです。
分銅は、見えないところでの使用だからでしょうか、
美しさとは、ほど遠く、
やっぱり アメリカ型・・・
どこか野暮ったく、笑ってしまいますが、
これも良い味わいですね。 ^^













