1800年代中期から後期のビエンナ、
現オーストリアの時計が入荷いたしました。
振子は、通常の、フックに掛けるタイプではなく
あらかじめケース側に掛けておきます。
これは、ゼンマイ式の掛け時計以前のもの、
分銅引き形式の名残です。
ケースの設置は、上部を少し前に出して、
振子が背面に接触しないようにするのがこつです。
振子が、問題なくケース内部で振っているのを
確認しましたら、
機械側のジョイント部に挟み込みます。
振り子を停止させておき、
機械をベース上で(土台)
後部へスライドさせれば、
容易に接続完了です。
通常の振り子を掛けるタイプ、
ユンハンス、精工舎、グスタフなどは
ケース奥行きが10センチですが、
この時計は、7センチ5ミリとかなりの薄型です。
扉部分を含めて10センチです。
繊細であり、重厚さも兼ねそろえた
優雅な柱時計です。
柱時計専門店 ウォーターベリー