(長いよ)

前日受付と激坂が嫌で避けていたヒルクライムイベントに参加してきた。
周囲の自転車仲間の山好きが口を揃えて「良いイベントだ」と言う。
カテゴリーは36歳〜45歳の枠。
今年は体重もコンディションもイマイチで、入賞は難しく誰からもマークされていないので気楽に走れるのが良いね♪

前日受付に関しては、先週の西粟倉の帰りにパンKSさんにお願いした。
当日の3時前に家を出て168号〜163号〜24号で明日香村をかすめて2時間強で現地へ。

駐車場は会場手前の上北山中学校の校庭。
車を停めた場所がパンKSさん達のすぐ目の前。
ゼッケンを受け取りに行くとアシダさんがテントから出てきて優雅にコーヒーを淹れようとしていた。
ルーティーンやろか?

🌄
今後のためにつらつらと、、

先ず大切なのはトイレ環境。学校のトイレは回転が悪く紙が無い。
でも日曜日の朝からは校庭に入って右の仮設トイレ3つほどが使えて、紙があるしあまり並んでいないからここがベスト。他にはスタート地点へ行く途中の道の駅と、スタート地点にもある。
トイレ分散システムが素晴らしい。

次にアップ。スタート地点で荷物を預け、集合までの時間に周辺の道路で可能。早朝なので大会と関係の無い車は少ない。アシダさんのアップについていくと、これでアップになるのか?という負荷の低さ。後から楠本君も来たが、彼もさほど上げていない。
レース自体、最初からガツンとは上げないのでコレで良いかも。
2人ともカメラを装備していた。
今思えば、後で振り返るために私も装着してゆくべきだった。

スタートは橋の上に適当に並ぶ。
今回は第2グループで、ひろパン、パンKSさん、ツッチーと一緒。森さんも居てる。
どうやら申し込み順らしく、脚の合う人を見つけるのに我々にとって調度良い位置みたい。

スタートしてから暫く平地だから速度は出るものの、さほど危なくは無く、人を風よけに使って7割くらいの力でフワフワと。心拍160前後。先頭に出たら10拍は上がるだろうなと思っていたけど、私の番は回って来ないまま激坂へ。
距離が長いためか周囲も控え目。息が荒い人は少ない。心拍170をこえたら少し力を抜く。
普段ならしんどく感じる負荷も、こういう時はもっと踏みたい気持ちを抑えている状況。
これっぽっちも辛くないから今日は絶好調!と錯覚しやすいが、抑える事が大切。
前にひろパン、後ろに森さん、パンKSさん。ほか数名。

苦手な激坂区間が終わるまではひろパンに食らいつき、森さんも視野に入っていれば入賞確実だろうと思ったが途中から森さんが徐々に本気モードへ。
ジリジリ離されゆく。
ひろパンとは体重差が10kgあるので斜度が上がった瞬間に離されるが緩むと追いつく。

激坂区間が終わってドライブウェイへ。
斜度が緩くなって脚の力を抜いた瞬間はパワーも心拍も低いのに疲労を感じやすい。ビビって踏みやめると簡単に数秒のタイムをロスるので少し意識的に踏み足す。
辛いのは気のせい。ジワジワ踏み足せば直ぐに治る。

さぁここから得意ステージ!
とは言え、前の3人に風を避けてもらいながら、いかに脚を温存するかに集中する。
その間にひろパンは後方へ。
辛いのか、私が先を考えず踏みすぎているのか、、

コンマ何秒でも無駄に踏まないように気を付ける。
下りカーブだけは絶対に慎重に。
コケたら全てが終わる。
下り区間で心拍が下がるものの標高のせいか登り返しはそれなりに辛い。

あと5キロ。最後まで力を残せそうだなと考えながら緩い下りカーブをリラックスして通過していると、
ガツン!!と大きな衝撃が

やっちまった。穴があった。
50km/h近い速度が出ていたので、前後とも逝った感触。
徐々に速度を落としながら次のコーナーへ。
シュッシュッと言う音が聞こえてくると同時に自転車のコントロールが出来なくなった。

終わった事を認め、自転車を降りた。
後ろから来る皆に「マジか〜!」と言われながら歩く側になる日が来ようとは。

コルサスピードじゃなくて普通のコルサにしてたら、
シーラントを入れていれば、
あのまま行けてたらタイムや順位はどうだったか、
本気モードで参加した訳じゃないのに悔しいな、
次はこうならないようにしないとな、
軽いはずの自転車が重いな、
肩と踵が痛いな、
このシューズ新しいから脱ごうかな、


沿道のスタッフの方は自転車担いでいる自分にも応援をくれる。

あと2キロ、歩ける距離。無理せず頑張れ~
あと500m、ゴールまですぐ!さっき3キロ歩いてる人いたよ!

「ありがとう!こっちは4キロ、勝ったわー!」って言ったらウケてた。

色々考えながら自転車を担いで4.5km歩いてゴールした。
両輪パンクなので自走下山出来ず、最後の回収トラックに自転車を乗せてもらい、バスに揺られてスタート地点まで戻ってきた。

バスの人にも手を振り、また来てねと言ってくれる沿道のスタッフや住民の人達、運営も手際良く、参加者側もお礼を言う人が多い。

あぁこれか!皆が良いと言っているものは。
組織的で手際良く、それでいて超アットホーム。
コースも3ステージある感じで面白い。

このお祭り、これから毎年参加させてもらおう!


タイム 2:09:33





来年以降の参考に

激坂区間
森さんに1分半も差をつけられとるやないの、、