「この1年で、自分で生活が出来るようにしてね」
終始無言で聞いていた嫁
継続し難い重大な事由
いろいろ調べてみたが、みろくが法律的に離婚が認められるには夫婦関係が破綻していることを証明する、つまり別居期間を設ける方法しかない。あわよくば、1年後に離婚を了承してくれるかもしれない。
後1年と決めたのは、嫁を自立させるための準備時間と、言われた事によって生活習慣が変わるかを見てみたかったからだ。
みろくと別れたくなければ、生活習慣を改めて、感じ良く接してくれるようになるだろう。
離婚ならば、自立するため、一生懸命に働いて稼ぐだろう。
そう考えた。
みろくは相変わらず想像力が豊からしい。