(お話も長くなってしまい
㉕話と ㉖話 に分けましたので、よろしくお願いします。




これは、フィクションです。
自己満足的なBL小説です。








『………何……これ…?』

「……あははは………あは……こ、これは…ね…」

顔を真っ赤にして
…自分の手が 鷲掴みしている物を見ている 智くん。

………見ての通り
ラブな大人達の…夜のおもちゃ…………等…各種であります。

俺は、もう…笑うしか なかった。

絶体絶命! 万事休す!
どうすんだよ……ねえ、どうするよ…俺。

いっその事、
智くん 気絶させて……今日の事 リセットしちゃって
玄関入るところから やり直しにしてみる?

………だーーーっ!
出来るわけねえじゃん!
そんな事〜っ!!

………せめて、
弁解の余地だけでも 与えてほしい。


『…翔くんの バカぁーーー!!!』

顔を真っ赤にした…智くんが 
手に…その物を 持ったまま…俺に向かって 叫んだ。

……ここは、
もう 大人しく…正座して智くんの怒りを受け止めよう。

俺は、覚悟を決め…姿勢を正した。

『…なんだよ。何なんだよぉ…
こんなの…なんで…持ってんの……』

『……翔くんの…アホ……変態……バカ教…師!』

…智くんの怒りの声が
……泣き声に 変わっていくような…

『……こんな物…!!』
智くんの掛け声と 同時に
……その物達が 一斉に俺に向かって投げつけられた。

寝そべったままの智くんが
両手を使い 振りかぶって投げたきた為、

その物達は…結構な勢いで飛んできた。


「…痛っ!…」
その物達は、
見事に 俺の顔面を直撃し
…ボテボテと 俺の太ももの上に 落下。

幸い……弾みで スイッチONにならず
大事には至らなかった。

でも、
智くんを怒らせてしまった…この状況は 変わらない。

やっぱり、
高校生の智くんに見せるには…早過ぎたよね……。

「……あ、あのね。……さと」

『……翔くん……智子ちゃん………好き…?』

「……………えっ?」

寝っ転がる智くんが 
両腕で 顔を覆い…涙混じりの声で 俺に問いかけた。

………何?…どうゆう事?
智子ちゃんは、智くん……だよね?

引っ掛け…問題的なやつ…?

「………う、うん……好きだよ。」

『………どれくらい…?』

……どれくらいって…?

智子ちゃんは、智くんなんだから…
めっちゃ好きに決まってんでしょ………?!

なんだろ……試されてんのかな…?
……嫌な予感がする。

「…とても…………好き…です。」

戸惑いながら…智くんの質問に返事を返す 俺。

だか、次の瞬間
…その答えが 間違えだったと気付くも 時すでに遅し…。

『………………やっぱり………んだ。』

……智くんの声のトーンが…変わった。
低く 籠った声で…言葉が よく聞き取れない。

「……ご、ごめん…よく聞き取れ…」

『…翔くん!!
やっぱり 智子の方が 良いんだよね!!』

智くんは 怒りを吐き出すように言葉を発すると、

顔を隠していた 両手を 拳に変えて
…横たわる身体の両サイドへ 勢いよく振り下ろした。

ボスッ!と響く
力強い…その振動は
…正座するしている 俺の足元まで 伝わって来るほどで

「…………へ??」

智くんの迫力に 押された俺は、
思わず、素っ頓狂な声で 返事をしてしまっていた。

『…なんだよ!その返事は、ふざけてんのか?!』

頭を起こし 俺を睨みつけ
返事にさえ……文句をつける 智くん。


俺に対して 
智くんが、こんな言葉遣いをするなんて……

原因は、よく分からないけど
智くんが 本気で怒っているのは よく分かる。

……分かってるんだけど
こんな時に 考えちゃいけないって 思うんだけど…

怒ってる 智くんも やっぱり 可愛い♡♡


『…智子ちゃん、智子ちゃんって ヘラヘラしやがって。』

「……イテッ!」

どうしても抑えきれない…俺のニヤけ顔は
智くんをますます 怒らせてしまったらしく

今度は
…くつ下を履いた方の足の裏で 俺のヒザを ゴンゴンと 蹴りはじめた。

足を開き 勇まししく 俺に怒りをぶつける…智くん。

その姿は、
カッコよくて男らしいのに………やっぱり可愛いなぁ♡

足の間で ユサユサ揺れる 
ピンクの膨らみと 乱れたセーラー服がたまらなく 愛おしくて

………俺の中心部を ムクムク ムズムズ反応させてしまう。

『…おいらだって、セーラー服ぐらい 着れるんだよ!』

…………ん?
何、急に?
……今、着てくれてるよね?…セーラー服。

俺のヒザを
ゲシゲシガシガシ 蹴りながら…怒り続ける…智くん。

でも、
言ってる事が……なんか…おかしい?

『…な、ナース服だって 
メイド服だって 着てあげるし、
そんな…へ、変なおもちゃだって
…翔くんが 遊びたいんなら 使ったって 全然いいし……』

怒ってるはずの智くんが
ものすごい事を……言い出した。

………なんで?
って、言うか……いいの?
…そんなに たくさんエッチ♡な事してもいいの?!

智くんからの衝撃発言で
蹴られる痛みなんか……微塵も感じなくなっている 俺。

「…………」

頭の中で……
みだらな智くんが 次から次へと 浮かんできて

俺のズボンは、
ギチギチに……キツく張り詰めてしまっていた。

『……なんで……なんで…智子ちゃんなんだよぉ
おいらで いいじゃんかよぉ……』

何故か、
再び浮上する智子ちゃんの名前

智くんの声が……再び 涙声に変わっていく。

『おいらは……翔くんが…
翔くんが……
どんなに 不器用な変態だって
どんなに お化けが怖い変態だって
どんなにマニアックな変態だって
どんなにせっかちな変態だって 
どんなにドスケベな変態だって
どんなに 強引な変態だって
どんなに…… 』

………ちょっと待て……変態多くね?

『……どんなに 自意識過…』

「……ちょ、ちょっと待って」

終わりそうにない ″どんなに…″シリーズに対し
待ったコールを掛けた…俺。

それと同時に
…俺のヒザを蹴り続ける 智くんの片足の足首も両手で掴んだ。

『……ゔんんっ!!離せ コノヤロー…』

智くんは 唸り声を出しながら
俺の両手を振り剥がそうと
くつ下履きの片足を 必死で引っ込めようとしている。

「…さ、智くん
ちゃんと…話し合おう…ねっ?…ねっ?」

俺は、
絶対に離さない!! と、心で 念じながら

智くんを 宥めるように……優しく声をかけた。

『……どうせ……智子……だろ?』

智くんが 呟くように…俺に問いかける。

幾度となく 訴えかけてくる…智子ちゃんの名前…

「……どうしたの?
なんで そんなに…智子ちゃんに こだわるの…?」

眉を八の字にして…涙ぐむ智くん。
怒ってると言うより……悲しそうな…悔しそうな
寂しそうな…顔。

俺は、智くんのどんな顔も 大好きだけど
……出来れば こんな顔……させたくは無い。

『翔くんが……
喜んでくれると おいらは…すっごく嬉しいし…
翔くんが……
幸せな気持ちの時は…おいらは…もっと幸せだし…
翔くんが……
楽しい気分になると…おいらは…もっともっと楽しくなれる』

「………智くん。」

智くんは、
迷子の子猫ちゃんの如く
…不安げな瞳を潤ませ……俺に 訴えかける。


『…おいらは、翔くんが いいよ。
…………翔くんだけが いい…のに……』

俺は、
智くんの言葉を聞きながら…
何故か、初めて会った時の事を 思い出していた。

ソフトクリームを口の周りや 鼻に付けて
不安げな表情で…俺を見上げていた……智くん。

あの時、あの瞬間から…

あなたは
…俺にとって 唯一無二の大好物と なった。

『……翔くんは…おいらだけじゃ…ダメなの?
おいらだけじゃ…嫌なの?』

「…………えっ?」

『…おいらで……いいでしょ……?
智だけで……いいじゃんかよぉ………』

智くんの…目から 
ダイアモンドの涙が ポロポロ零れ落ちる…

『…おいらを…呼んでよ……翔くん。
″智くん″って……言ってよ。
おいらを…愛してよ。
智だけを……愛してよ。
おいらは 智だよ。
おいらは……翔くんに 智だけを愛してほしいんだよ。
おいらの 名前呼んでよ……
″智くん″って、いっぱい……呼んでよ。』



智くんを……泣かせてしまうなんて

俺は……なんて 大バカ野郎なんだ。


……ごめん
智くん。


俺は、
寝転がったまま 泣き続ける…智くんへ向かって

……ダイブした。





こんにちは- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́-
㉕話 ㉖話 お立ち寄り、ありがとうございました。

やっと、智くんの怒っている理由が 判明しました。
″なんじゃ そりゃー″
と、思われてる方も いらっしゃるかも…ですが、
これが、ゆうやけの お山の愛で ございます♡♡
智くんと翔くんの底知れない愛
互いが互いに勝るとも劣らず…愛する気持ち♡♡
嬉しいです。

この間、「木7◎×部」で BABA嵐歴代最弱王ランキングをやってて
大野さんが 映ってましたね♡
お鼻がピクピクする可愛らしい♡大野さん
思わず、テレビにかじりつくように観てしまいました。

では、またお会いしましょう。
いつも、ありがとうございます。

感謝!!です。

ゆうやけでした。