米国株、ダウ反落し89ドル安 ハイテク株が軒並み下落 ナスダックも反落
2018/10/16 5:24
【NQNニューヨーク=森田理恵】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前週末比89ドル44セント(0.4%)安の2万5250ドル55セントで終えた。主力のハイテク株が軒並み下げ、相場の重荷になった。ただ140ドル強上げる場面もあり、相場は明確な方向感を欠いた。ダウ平均は米金利上昇などを嫌気して前週に1107ドル急落したが、週明け後も不安定な値動きだった。
15日はアップルが2%強下げてダウ平均を32ドル下押しした。ゴールドマン・サックスが14日付で、中国の消費鈍化がアップル製品の需要低迷につながりかねないと指摘した。動画配信のネットフリックスやアマゾン・ドット・コムにもアナリストから慎重な指摘が相次ぎ、主力ハイテク株が総じて振るわなかった。
サウジアラビア政府による著名記者の殺害疑惑で、米国とサウジの関係が悪化するとの懸念も投資家心理を冷やしたようだ。サウジは政府系ファンドを通じて多額の資金を米ハイテク企業などに投じている。米国への対抗措置として投資資金の引き揚げに動くとの連想につながった。
金融大手から始まった2018年7~9月期決算の発表が本格化するのを前に、15日は積極的な取引が見送られた面もあった。16日はネットフリックスやIBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などが決算発表を控える。
15日のダウ平均は142ドル上昇する場面もあった。映画・娯楽のウォルト・ディズニーが上げて相場を下支えした。メディア大手21世紀フォックスの事業買収に関連し、競争阻害を懸念する欧州連合(EU)に譲歩案を提示したと伝わった。ドラッグストア大手のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスなどディフェンシブ銘柄が買われたことも相場を支えた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前週末比66.150ポイント(0.9%)安の7430.744で終えた。アップルなどのほか、アルファベット(グーグル)やエヌビディアの下げも目立った。







