徳を学ぶ(学び):

5.良いあんばい(塩梅)

 

気持ちの持ちようで、

心がプラスになったり

マイナスになったり

「ちょうどいい」って

案外難しいですよね!

っていうお話です。

心がいいあんばいにいる

時は良いのですが、

バランスを少しでも崩すと、

時には左に、ときには右に

心は狂った車のように

蛇行します。

 

そのバランスは

生きているだけで、

何も悪くもないのに

急に訪れるものです。

家族から友達から社会から、

何気ない一言でバランスを

崩します。

 

仕事で思った結果が

出ないときも、

失恋や病気、

怪我などでも

 

コロナや地震や災害は、

計りしきれないほど心の

バランスは崩れてしまい、

その崩れ方も人様々です。

 

私はバランスが良い方だと

思っていますが、

今は左右に心が少し蛇行

してブレテいるようです。

 

そんな時、

目にとまったのが

相田みつをさんの詩、

琴の糸でした。

相田みつを琴糸より

張りすぎてダメ 

たるんでダメ

ちょうどいい

あんばいのときに 

ちょうどいい

あんばいの音が出る

 

琴もどんな弦楽器も

張りすぎてもたるみすぎても

良い音がでません。

 

それもほんの少しの

張り具合でも、

あんばいの良い音が

でないのです。

 

更にゆるめば音は

でなくなり、

張りすぎれば

糸は切れてしまいます。

 

求めている時に、

フッと目にとまる

相田みつをさんの琴の糸に

足を止め今こうして

ブログに、そして私の

心に書き込まれています。

 

私は氣功師です。

氣のエネルギーの

良いあんばい(塩梅)

を求めていました。

少し蛇行した私の

心の修正に、

相田みつをさんの

琴の糸が響いています。

 

エネルギーは意識です。

意識は自我の意識(エゴ)

が邪魔をします。

 

クライアントが全員

良くなって行けば

よいのですが、

全てを導くことは

できません。

良い結果が得られない時、

なぜ効果が出ないのか、

効果を出すのには

どうしたら良いのかと、

自我意識が働きます。

そうすると、

更に負のループに入り

込んでしまうのです。

 

負のループに入って

しまうと、心は左に右に

狂った車のように大きく

蛇行しはじめます。

 

それは、

人であれば誰にでも

起きることなのですが、

徳を学んでいると、

蛇行の揺れの強さや

時間が違うのです。

 

その自我意識を

ネガティブの意識から

ポジティブの意識に

近づけるために、

徳を積んで行くのです。

 

徳の求めているところに

中庸(中道)があります。

 

中庸とは偏り過ぎず、

良い塩梅のときに出る

(起きる)奇跡の

エネルギーなのです。

 

「徳」とは魂が求める人と

しての良い性質の姿です。

 

徳には孔子の説いた

「五常の徳」があります。

 

孔子はこの五常の徳の中で

仁が一番徳の高い、

大事なものだと

言っています。

 

五常の徳とは

仁(思いやり)、

義(正義)、礼(秩序)、

智(智恵)、信(言行一致)

の5つの徳です。

 哲学者のアリストテレスも

「中庸」という考えを

説いています。

中庸とは、

かたよることなく、

過不足がなく調和が

とれていて、

良い塩梅が良い状態

「ちょうどよいバランス」

を生むと説いています。

 

私がブログに徳を積む

学びをお伝えする、

意味をご理解頂けたら

嬉しく思います。

次回は、

更に特の積み方

「五常の徳」を一緒に

学んでいきましょう。

下記の動画も併せて

ご覧ください。