図形から感じる色を直観で塗っていく。
図形と色がつくりだすリズムに導かれるように、言葉が、よぎることがある。
それは、日頃感じていることだったり、思いがけない言葉だったりする。
無意識が意識にのぼってくる感覚だ。
曼荼羅の完成ばかりに目がいって、先を急ぐと、心は落ち着かなくなる。
今の、この動作に込める。
ひとつ、またひとつと、形をなぞりながら、色を感じていく。
紫色の羽を連想しながら。
一輪の花のなかにあるピンクのグラデーション。
コンピュータグラフィックスの点滅を思わせるような図形に塗る、赤と青のコンビネーション。
ひとつの細胞が、分裂を繰り返して増殖し、広がっていくように、整えられ、仕上がっていく。
できあがるのは、私の心の絵姿だ。
その絵を、いい悪いの判断を傍において静かな目で見つめてみようか。
様々な感情や、漠然とした思いを抱えこみ、重い心と身体にならないように。
もっと、自由に飛び立つために、次々と沸き起こり続く、感情を終らせて、手放していく。
好きな音楽や詩に、想いをのせるのもいい。
それぞれにあうやり方がある。
私にとって、曼荼羅をぬることは、そうするのにちょうどいい。