コンシャスネス | ギフト〜なな色の羽

ギフト〜なな色の羽

私の中から産まれたがった言葉やお話を書いています

私の身体のなかの一つの細胞が、自己主張をしている。

私は痛みを抱えていると。

時と共に何度も新しく生まれ変わってきたはずなのに、痛みが消えない。

痛みの記憶にからめとられてしまっていると。

何も起こっていない時にさえも、自分を護ろうと身構えていると。


私は、細胞に言った。

あなたは私の一部なのよ。

小さなあなた達が集まって、私が存在しているの。

だから、その抱え込んだ痛みを私に任せてみて。


縮こまった細胞は言った。

私はあなたの一部じゃない。

私は独立した一つの生き物なのだから。

この痛みは私にしかわからないし、自分で解決するからいい。


私は言った。

あなたは大きすぎる私が見えないのでしょう。

あなたは私の一部なのに。

抱え込んだものを手放してごらん。

あなたの問題でなくなるから。

私はあなたの痛みを知ったから、私の全体性を使って、癒すことができるでしょう。

私はより大きな自己治癒力を使って、あなたの痛みを和らげてあげよう。

全体性の中で浄化することはたやすいのだから。



その細胞は心が動いたようだった。


すると、ほかの細胞がおしゃべりを始めた。

私は今、とても大きな喜びに満ちているの。

けれど、時間が経つにつれてその感覚が薄れていく。

テンションが下がっていく感じで、時に悲しくもなるの。


私は言った。

あなたが喜びの感情をじゅうぶんに味わったら、抱え込まず、手放し、私という全体性の中に、溶け込ませてみて。

抱え込んでいれば、いつかそれは執着になるのだから。

新しい喜び、悲しみの入るスペースがなくなってしまう。


細胞は言った。

喜びはいいけど、悲しみはいや。

いつも喜びと豊かさの中にいたい。


そうね。

あなたは、喜びと悲しみというけれど、それらの感情は私にとって微細なエネルギーに過ぎないもの。

あなたたちの小さな善悪も、私にすれば善悪などではなくなってしまう。

だからこそ、手放して預けてごらん。

私が引き受けるから。

そして私もあなた達のように、さらに大きなものへと手放していくのだから。

地球へ。

太陽系へ。

銀河系へ。

さらに、ずっと広大なものへと。


私という小さな器を脱ぎ捨て、全体へとつながる。


同じリズムの波の中に流れる私は一人ではないと、全体とつながっていることを知ればいい。

どこまでも広がり続ける宇宙。

大きくどこまでも広がって、今までの器を超えていく。